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ILO刊行物

「ILOコーナー」の資料について

このコーナーに配架されている資料は、ILO駐日事務所が所蔵文書等を日本の国連大学ライブラリーに移送するとき、複数ある文書・書籍等を一括して受け入れ可能な機関を探していたところ、ILOの諸活動に深く関わっておられる吾郷眞一本学法学部特別招聘教授(労働法・国際法)が本学図書館をその寄贈先として推薦していただいたことを契機に受け入れが始まりました。主な資料は、1946年以降のILO総会議事録、総会議題別の報告書、理事会議事録、国際労働統計などの公文書一式、ILO刊行書籍、日本の一般的な労働に関する出版物です。また1919年から1944年の公文書についても、複数所在のものは、寄贈を受けています。ちなみに、国連大学ライブラリーでは1919年からの議事録が所蔵されています。ILO総会議事録は順次PDF化され、ILOのホームページで公開されるようになっていますが、これ以外の文書は公開されておらず、資料的価値は非常に高いといえます。また1945年以前の文書は完全に揃っていませんが、国際連盟時から存在するILOの諸活動の貴重な資料であり、その価値は極めて高いものです。

本学は西日本で唯一のILO公文書所蔵機関

このような公文書をひとまとまりで所蔵している機関は、わが国では、国連大学ライブラリー(東京都渋谷区)と平井嘉一郎記念図書館だけです。すなわち、本学は関西で唯一のILO公文書の所蔵機関となり、労働法・国際法・国際人権法・国際関係学などの研究拠点としての役割を担うことになります。

資料のアクセス方法

  • このコーナーの資料は立命館蔵書検索システムの所在として「衣笠 平井嘉一郎記念図書館 B1階 ILOコーナー」(英語名「Kinugasa HIRAI KAICHIRO Memorial Library, BF1 International Labour Organization」)と表示されています。
  • 資料にすでに付与されているILOシソーラス番号が採用されているため、日本十進分類番号は付与していません(ILOシソーラス番号が付与されていないものについても日本十進分類番号はありません)。ILOシソーラスは件名を特定して活用すれば紙媒体資料を検索する際には非常に有効なツールです。
  • ILOシソーラス番号があるものは該当の番号順、ILOシソーラス番号がないものはRUNNERS OPACの請求記号欄に表示される番号(ILOによる資料登録番号)順に配架されています。
  • このコーナーの資料を利用する場合は、ブラウジングで直接探すよりも、「LABORDOC」(ILO図書館の蔵書データベース。ILO刊行資料や労働・雇用関係の文献を収録し全文閲覧できる資料もある)などILOが提供しているさまざまなデータベースで前もって検索しておき、書誌情報を特定してから、資料の現物に当たることが資料アクセスの近道です。LABORDOCは、電子化されている資料が膨大に収録されているので、検索キーワードを工夫し、十分に絞って検索をかけていく必要があります。もちろん立命館蔵書検索システムでも所蔵検索ができます。

館内利用に限ります

このコーナーの資料は、貴重な公文書のため、館外貸出を認めていません。コーナー近くの閲覧席で利用してください(複写は可)。資料への書き込み禁止はもちろん、破損・汚損が起こらないよう十分に気をつけ、資料はていねいに扱ってください。