ゼミ詳細

"多様性の再考"から、集団の中で個人がどう意見を述べるのかを考える

ゴール
立ち止まって考えられるようになること
開催期間
2024年02月~2024年03月
頻度
週に1回120分〜180分・全8回 基本毎週土曜日14:00~・対面とオンライン併用で行おうと考えています。初回は2/10(土)です。適宜ゲストスピーカーの招聘は考えていますが、基本は学生主体の活動です。場所は、キャンパスプラザ京都、衣笠キャンパスまたは大阪いばらきキャンパスのいずれかでの開催を考えています。日時と場所に関してはメンバー皆さんの都合もあるので、メンバー確定後一度皆さんと話し合ったのち決定する予定です。
使用言語
日本語
キーワード
    多様性、集団の在り方、個人の主張、

ゼミを立ち上げたいひと

文学部人文学科 4回生

なぜ、このゼミを立ち上げたいのか(思いのたけ)

 "多様性"という言葉は日本において周知のものになりました。「多様性の時代だからね」というフレーズは会話の落とし所として使用されるようになりましたが、「本当に"多様性"という言葉で片付けていいのか?」、「単に議論を放棄するための手段として"多様性"を使用しているんじゃないか?」と、センシティブなトピックをまるで臭いものように扱いその蓋として”多様性”という言葉が使用されていると感じます。私はこの傾向は多くの問題を孕んでいると思います。その一つとして、言葉の重みが薄れていくということです。最近では多様性に対するアンチテーゼを見かけますが、私はこの原因の一旦として、何でもかんでも多様性という枠組みに片づけすぎて、本来多様性として包括している性質以外も含んでいるためだと感じます。そのため、一人一人の言葉の理解が必要であると感じます。また、言葉が議論の蓋として機能するようになると、自由に言論することを制限する恐れがあると感じます。ただでさえ、社会の目、会社の目、他人の目などが自分の主張したい意見を言いづらくしている感じているため、これ以上この流れに持っていかれないためにも言葉の再考、並びに一人一人が蓋をせず、意見を持つことが必要であると考えています。 というように、私の考えをつらつらと述べましたが、「何を持って理解とするのか」「多様性として包括すべきものとしないものの線引きはどこなの?」など引っ掛かりを感じた人もいると思います。このように明確な解がない事柄に関して、「私はこう思う」、「僕はこう思う」という議を重ねて、自らの意見を主張できる集団、組織の在り方を考えていきたいと思います。

どんな人たちとゼミに取り組みたいか

・テーマや立ち上げ理由に関心を抱いた方、思うことがある方
・他人の意見を尊重できる人
・付属校生の参加も歓迎します。学部や年齢などの壁をこえてディスカッションをできたらと考えています。

どんなことに取り組みたいか

 全8回のうち前半4回は、多様性が絡む社会問題に関するディスカッションを行います。後半4回は、ゲストスピーカーの聴講を含め、集団、組織の在り方を考えていきます。