ゼミ詳細
Tourbillon(トゥルビヨン)性暴力をなくすための性教育を実現する
- ゴール
- <団体として>出張授業のための授業案を作成すること。また、 小学校高学年での授業を共同開発するパートナー校を一つ獲得し、授業実践先を二校獲得すること。 <参加者の方が活動を通して得られるもの> 目の前の問題を社会構造と結びつけて考えられるようになる。そして、その問題を解消するために、一つの切り口から手立てを講じ、実現するまでの道筋を体験できる 。また、性やジェンダーに関する問題を真剣に語り考え行動する場が得られる。
- 開催期間
- 2022年10月~2022年12月
- 頻度
- ・週1回の定例ミーティング(全10回を想定) を基本として ・授業案作成(計5つ) ・基礎知識定着のための輪読会の開催(5回ほど) ・パートナー校獲得のための渉外活動(適宜) などを行う
- 使用言語
- 日本語
- キーワード
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- 性教育、性暴力、出張授業、
- メンター
- 柳原恵(産業社会学部教授) 教員紹介はこちら
ゼミを立ち上げたいひと
法学部法学科 4回生なぜ、このゼミを立ち上げたいのか(思いのたけ)
内閣府の調査によると、女性の14人に1人、男性の100人に1人が、「無理やり性交等を受けた経験がある」と回答している。また、性的な視線など性交よりも軽視されがちなものも性暴力であり、これらは社会のいたるところに存在している。このような性暴力については、行為だけでなく、それを引き起こす社会構造にも問題がある。あらゆる職種で生じているセクシュアル・ハラスメントとその隠蔽、性役割の押し付け、性的マイノリティへの差別など、今この社会は性に関する暴力と問題に満ちている。
上記のような状況において、学校教育は本来、こうした問題のある社会規範の捉え直しを目的の一つとしているはずが、むしろ、社会にある偏見や差別を固定化、再生産する装置となっているのではないだろうか。
様々な国で標準的な性教育となっており、日本ではまだ実現されていない包括的性教育は、社会の問題を浮き上がらすことができる視点でありながら、これを解決することができる手段でもある。私たちはこの包括的性教育の実現を通して、暴力に満ちた社会を変えていきたい。
ともに、今の社会をよりましな社会に変えていく仲間を探しています。
どんな人たちとゼミに取り組みたいか
・性教育に関心がある人
・授業案の作成に取り組みたい人
・出張授業がしたい人
・保健の授業に疑問があった/ある人
・子どもの頃に置かれた社会で何かしら違和感や居心地の悪さを感じていた人
・団体の運営に関心がある人
・その場にいる人を尊重しようと思える人
・自分と考えが異なる人と対話していきたい人
・社会を変えていきたい人
どんなことに取り組みたいか
・性教育の出張授業
・包括的性教育の授業案(小学校高学年)の学校教員との共同開発
・教員養成課程(立命館大学ほか)での性教育の授業の実施
・性に関する問題を取り扱う団体や施設との交流
そのために、
・パートナー校獲得のための渉外
・先進事例や身の回りの問題を検討する勉強会
・大学教員や実践者を招いての勉強会
なども行う。