ゼミ詳細

大学ってなんだろう?- 大学の社会的役割について考える -

ゴール
ゼミを通して関心が広がり、今後の社会についてより多角的に考えられるようになる。
開催期間
2023年10月18日~12月下旬
頻度
・曜日は月・金で、3週間に2回のペース。全5回の予定(初回:10月23日、月曜日)  ・基本対面で、京都キャンパスプラザの利用を希望しています。日程等の理由で利用不可の場合、衣笠キャンパスで行います。オンラインでも参加できます。 ・時間は18.00~21.00を予定しています。
使用言語
日本語
キーワード
    教育、学び、ライフコース、
メンター
調整中

ゼミを立ち上げたいひと

文学部国際コミュニケーション学科 1回生

なぜ、このゼミを立ち上げたいのか(思いのたけ)

学校の評価だけで子供の全てを評価してしまう社会に疑問を感じてきました。学歴社会の日本において進学とは職につくための資格で、しかも偏差値の高い大学に進学することで、大企業への就活と豊かな生活に恵まれることが保証されます。学校では担任という一人の大人からの評価とテストの点数を基に評価は作られ、その評価によって進学が左右されます。このような社会のレールからは、子供を一つの価値観で統制しようとする窮屈さを感じます。さらに学校や保護者は、このレールから脱線せず、遅れないようにと無意識に子供に圧力かけ、子供は答えるように勉強します。
これまで感じてきた窮屈さと社会からの圧力から、次世代の子供たちを解放したいという思いでこのゼミを立ち上げました。

このような窮屈な学びの場を改善するならば、社会に目を向けなければいけません。しかし’社会を考える’となると、範囲が広く考慮しなければいけないことも増え、問題が見えにくいという欠点があります。そこで高校の学びが大学入試に影響されているという事実から、大学の役割・あり方について考えていきたいと思っています。

どんな人たちとゼミに取り組みたいか

・共感してくれた人
・知見を広げたい人
・大学の在り方に疑問がある人
・大学入学試験に疑問がある人
・理系出身の学生も歓迎してます(文系と理系で違った見方があるからです。)

どんなことに取り組みたいか

 ゼミでは、大学存在の意義やアドミッションポリシーと入試問題の関連、大卒の社会的位置づけなどについて考えていきます。議論にあたって図書(各回で設定する)を読んで来てもらいます。メンバーに共通知識があることで、深い議論ができると考えています。第2クォーターでは、福田誠治「フィンランドの教師の育て方がすごい」をメンバーの一部が読み、紹介しました。また議論の中で、エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」や中根千枝「タテ社会の人間関係」の引用もありました。ただ正直この推薦書物は読解に難しいため、新書レベルのものを用意するつもりです。次いでに、立ち上げ人は橘木俊詔「大学はどこまで「公平」であるべきか」、小国喜弘「戦後教育史」を読んでいます。