教員紹介
経歴概要
- Profile
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1996 徳島大学 薬学部 卒業 1998 大阪大学大学院 薬学研究科 応用医療医科学専攻 博士課程前期課程 修了
研究者になったきっかけ
手先の器用さ、ハングリー精神から、医療系の学部への進学を目指していました。薬学部に進学できたのは、今思うとラッキーでした。私が学生のとき、青色発光ダイオードが徳島から発明され、後に日亜化学工業(株)の研究員であった中村修二さんはノーベル賞を受賞することになりました。自分自身で何か発明できるかも、と。1.3MのフロッピーディスクとCD-ROMしかない時代の高額パソコンPPC8600(マック)を購入し、先輩の真似から始めました。研究テーマを説明するために、パソコンでイラストを作り、複雑なものを作って喜んでいました。大学院時代は、とにかくたくさんの論文を読みました。大阪大学吹田キャンパスからはたくさんの発明がなされ、当時の総長の研究室では、今では有名になったIL-6抗体や阻害薬が発明され、時を同じく微生物研究所では、GFPマウスが生まれ、久米宏がキャスターを務めていた報道番組に取り上げられました。自分のことでないのに、うれしかったのです。「発明者」にあこがれ、いつか自分もなりたい、その気持ちがどんどん膨らんだのだと思います。早くから、研究志向が強く、これもひたすら「LEGO」と「プラレール」で鍛えた柔軟さが生きているのだと振り返ります。
研究について
研究分野・テーマ
代謝性疾患における免疫の役割
腸内環境・免疫・エネルギー代謝を横断する新規治療概念を、FK-23、Ito1-EXT、フコキサンチン(FX)という3つの生物活性因子を通じて提示します。乳酸菌由来成分FK-23は腸管免疫を調節し、炎症性疾患の制御に寄与することを示してきた。Ito1-EXTは腸管機能を改善する抗便秘作用に加え、がん細胞の増殖抑制という二面性を有することを明らかにしました。一方天然物成分であるFXの受容体を特定し、乾癬性炎症を抑制することを示しつつあります。これらの知見は、腸–免疫–代謝軸を基盤とした疾患制御戦略の可能性を示します。
研究テーマへの想い
誰でも、没頭する力はあります。「好きこそものの上手なれ」ですが、やってみて楽しい実験というのは、それなりに訓練をして初めて味わえるものです。例えば、GFP発見の経緯は、家族総出で、クラゲをとりに行く毎日。何度も何度もテストして、失敗を経験することもあります。研究テーマは、「見た目で分かりやすい」ものが好まれがちですが、ひたむきに泥臭く取り組む研究も続けています。言い換えると、「見た目で分かりやすい」研究は、誰でも出来ちゃうのですから、テーマとしてはあまり好きではありません。研究室で挑むそれぞれのテーマでは、構成員がチーム力を発揮して取り組んでおり、全員成長戦略で頑張っています。