薬学部について

学部長あいさつ

Challenge your mind,Change our future!
新しいことへの挑戦が
未来を拓く!

近年、医療は大きな変革期を迎えています。遺伝子治療、細胞治療、再生医療などの新しいモダリティが次々と実用化され、これまで治療が困難であった癌や難治性疾患に対しても新たな治療の可能性が広がっています。特に、iPS細胞を用いた再生医療製品が医薬品として承認されるなど、生命科学の成果が実際の医療へと結びつく時代となりました。

このような変化に対応するためには、薬剤師や創薬研究者にも、従来の薬学知識に加え、最先端の生命科学や医療技術を理解し活用できる能力が求められています。立命館大学薬学部では、再生医療、遺伝子治療、細胞治療をはじめとする先端医療分野の教育を充実させるとともに、企業や医療機関と連携した実践的な教育を推進しています。学生は研究開発の現場に触れながら、新しい医療技術や医薬品開発について学ぶことができます。

また、データサイエンスやAIの活用は、創薬研究や医療現場において不可欠なものとなっています。薬剤師においても、データを正しく理解し活用する能力が重要な資質の一つとされています。本学部では、薬学とデータサイエンスを融合した教育を通じて、未来の医療を支える人材の育成に取り組んでいます。

さらに、医薬品の研究開発や適正使用を支えるためには、国際的な視野と英語によるコミュニケーション能力が欠かせません。本学部は、カナダ・トロント大学、トロント小児病院(SickKids)、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)をはじめとする世界トップレベルの教育・研究機関との連携を進めています。学生は海外での臨床研修や研究活動に参加できるほか、海外からの留学生や研究者との交流を通じて、グローバルな視点と実践力を身につけることができます。

本学部では、医療現場だけでなく、製薬企業やヘルスケア産業においても活躍できる人材の育成を重視しています。薬学科では、薬剤師として病院や薬局で活躍する卒業生に加え、約3割の学生が製薬企業や医療関連企業へ進んでいます。また、創薬科学科では7割以上の学生が大学院へ進学し、専門的な研究能力を磨いたうえで、製薬企業の研究開発職、臨床開発(治験)職、品質管理・品質保証職など、高度な専門性を必要とする分野で活躍しています。

医療と創薬を取り巻く環境が大きく変化する中で求められるのは、知識を身につけるだけでなく、自ら課題を発見し、多様な専門家と協働しながら新たな価値を創造できる人材です。立命館大学薬学部は、最先端の科学、実践的な教育、そして国際的な経験を通じて、医療・創薬・ヘルスケアの未来を支え、社会や世界で活躍できる人材を育成してまいります。

薬学部長 北原 亮