キャリア
在学生・卒業生の活躍
患者様の安全を最優先に考える
医療現場のプロフェッショナル
2026年度UP
現在の職業・企業を選んだ理由をお教えください。
多種多様な医薬品を扱う環境で、品質管理の専門性を深めたいと考えこの会社を選びました。現在は、注射剤の製造現場で、製品の品質を守る重責を担っています。大学で学んだ知識や論理的思考力を武器に、多角的な視点で品質を管理し、患者様に安心を届けることが日々のやりがいです。これからも専門性を磨き続け、医療現場をしっかり支えられるプロフェッショナルを目指します。
現在の仕事内容をできるだけ具体的に教えてください。
品質管理職(QC)とは、医薬品が法的な基準や自社の厳しい規格を満たしているかを科学的なデータに基づいて証明・保証する仕事です。私はその中で、全ての医薬品の入口となる「原料試験」をメインに担当しています。
具体的には、pH計や分光光度計、FT-IRといった分析機器を用いて、原料の成分や特性を精密に分析しています。品質の根拠となる正確なデータを一つひとつ積み重ね、製品の品質を確かなものにするのが私の役割です。自分が携わったデータが医薬品の安心につながり、結果として患者様の安全を支えることに、強い責任とやりがいを感じています。
大学で、学部(研究科)で特に力を入れたこと、思い出に残っていること(学びや研究、プロジェクト・学部のプログラムなど)を具体的に教えてください。
卒業研究での実験データの検討です。納得のいく結果が得られない時もあきらめず、仮説と検証を繰り返すことに時間をかけました。一人で抱え込まず、教員や研究室の仲間と意見を交わし、多角的な視点から課題の解決策を探るよう意識しました。試行錯誤を繰り返した経験は、研究に向き合う姿勢を形作る貴重な学びとなりました。
上記を踏まえ、そうした経験や獲得した力が、現在の仕事に活かされていると感じることがあれば教えてください。
この「周囲と対話しながら、課題に対して粘り強く取り組む姿勢」は、品質管理職としての私の土台となっています。原材料という医薬品の入口を扱う業務では、正確なデータを出すための丁寧な作業と、周囲との連携が不可欠です。困難な状況でも独りよがりにならず周囲の意見を取り入れながら最善を尽くした大学時代の経験が、今の職場で一つひとつのデータに真摯に向き合う強みとして活きています。
大学卒業後、就職されてから得た学びなど、エピソードがあれば教えてください。
社会人となり、品質管理の仕事を通じて「誠実さ」こそが品質を守る根幹であると学びました。入社当初はデータの重要性を十分に認識できていませんでしたが、僅かな違和感やエラーが大きなリスクに繋がり得ることを知り、事実とまっすぐに向き合うことの重要性を強く認識するようになりました。現在では、何かあった際に一人で判断せず、素直に試験責任者へ報告・相談することを徹底しています。小さな異常を共有することが、製品の信頼性、患者様の安心を守ることに直結すると確信しています。この、どんな小さなことも見過ごさず誠実に向き合う姿勢を、これからも大切にしていきたいと考えています。
将来の目標や、そのために今チャレンジしていることなどがあれば教えてください。
これまでに培った正確かつ着実な試験遂行能力を基盤に、今後は試験責任者として、より広い視野で品質管理を支える存在を目指します。担当業務に加え、試験全体の進捗管理やデータ整合性の確認、トラブル時の迅速な判断など、試験工程の大事な役割を担えるように挑戦したいと考えています。そのため現在は、自分の担当範囲だけでなく、試験全体を見渡しながら周囲と協力することを意識しています。専門知識を更に磨き、チームのメンバーから頼りにされる存在になることで、より良い製品づくりに力を尽くしていきたいと考えています。
貴方にとって、立命館大学の最大の魅力とは何でしょうか。
最大の魅力は、全国や世界から若者が集う圧倒的な多様性です。学生の過半数が近畿県外出身であり、地域を超えた刺激的な出会いが日常的に生まれます。また、世界各国の留学生も多く、キャンパス内には国境を越えた対話が溢れています。所属研究室ではカナダのトロント大学との交換留学を通じ、異なる文化や考え方を持つ相手と積極的に交流しました。多様な背景を持つ仲間と協働し、広い視野とグローバルな視点を養える環境は、立命館大学ならではの大きな強みです。
※職業・勤務先・学年は、取材当時のものです。