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本学博士後期課程学生等が国際学会(IEEE)にてBest Paper Awardを受賞
2024年10月6日(日)~10日(木)にかけてマレーシアのクチンで開催された2024 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cybernetics (IEEE SMC2024)において、本学情報理工学研究科卒業生の中川光さんと同研究科博士課程後期課程3回生の長谷川翔一さんの共著論文が「Franklin V. Taylor Memorial Award (Franklin Taylor Best Paper Award Winner)」を受賞しました。
「Franklin V. Taylor Memorial Award」、同国際会議で最も優れた論文を表彰するものです。
この研究は、「内閣府ムーンショット型研究開発制度(ムーンショット目標1)『誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現』」(代表:石黒浩・大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)、「R-GIRO研究拠点『記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点』」(代表:サトウタツヤ・立命館大学総合心理学部 教授)、「立命館先進研究アカデミー (RARA) 学生フェロー」、「立命館科学技術振興会」の成果でもあります。
長谷川翔一さんコメント
今回受賞した論文は、人の指差しフレームを推定するために、複数のニューラルネットワークで音声と画像の時系列データを処理し、生活支援ロボットの実際の利用シーンで評価したものになります。
受賞した賞は、共著者である中川光さん、萩原良信先生 (総合科学技術研究機構 客員研究准教授 / 創価大学 准教授)、谷口彰先生 (情報理工学部 講師)、谷口忠大先生 (総合科学技術研究機構 客員教授 / 京都大学 教授)、創発システム研究室メンバーの支援で得たものだと思います。今後は、今回の研究で明らかになった研究課題に取り組み、家庭用ロボットに関する研究を推進していきます。
受賞した論文の概要は以下の通りです。
Title: Pointing Frame Estimation with Audio-Visuai Time Series Data for Daily Life Service Robots
Project page: https://emergentsystemlabstudent.github.io/PointingImgEst/