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2025.01.08

長谷川知子グループリーダーが6年連続で科学・社会科学分野における 世界最高峰の研究者「高被引用論文著者」に選出

R-GIRO 第4期研究プログラム「気候変動に対応する生命圏科学の基盤創生」プロジェクトのグループリーダー長谷川 知子教授(総合科学技術研究機構)は、クラリベイト・アナリティクス社が発表した2024年度の高被引用論文著者(Highly Cited Researchers 2024)に選出されました。長谷川教授の選出は6年連続となります。

高被引用論文著者は、特定出版年・特定分野における世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文を発表し、後続の研究に大きな影響を与えた研究者が選ばれます。今回もさまざまな研究分野で活躍する6,636名の研究者が選ばれました。長谷川教授は、一人の研究者が複数分野で論文を発表している場合の合計被引用件数で評価する「クロスフィールドカテゴリー」で選出されました。

長谷川教授は、エネルギー、経済、農業、土地利用、水利用などを統合的に解析するコンピューターシミュレーションモデル、いわゆる統合評価モデルを用いて、気候変動を中心とした地球環境問題に関連する研究を行っています。とりわけ、将来の温室効果ガスの排出量を見通し、その削減方策の検討、気候変動による影響の経済的分析などに取り組んでいます。

長谷川教授の功績が評価され、今年度には、文部科学大臣表彰科学技術分野科学技術賞(研究部門)、内閣府女性のチャレンジ賞 特別部門賞、京都府あけぼの賞を受賞しています。

Clarivate「Highly Cited Researchers 2024:Explore the list」