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2025.11.06

【レポート】立命館守山高校で開催された高校キャリア講演会に井上真男 助教(立命館グローバル・イノベーション研究機構)が登壇しました。

2025年10月31日(金)、立命館守山高校にて、高校キャリア講演会が開催されました。立命館大学の研究関連では、RARAフェローの前田大光教授(生命科学部)、井上真男助教(立命館グローバル・イノベーション研究機構)、塚原真梨佳専門研究員(立命館大学アジア・日本研究機構)をはじめとして、博士後期課程のRARA学生フェロー6名が参加しました。

井上助教は、高校3年生を対象に「モチベは本能?!この美しくオモロイ世界を楽しく生きる『働きたくない』こじらせ研究者の話」というテーマで講演を行いました。講演では、「研究とは、世界で誰よりも先に“推し”の存在に気付き、そして好き放題“愛でる”こと」として、自身の“推し”である研究対象―「オモロイ微生物のオモロイタンパク質」について紹介しました。私たちの世界は、数多くの微生物に囲まれており、ヒトひとりの身体の中ですら何十兆もの微生物が存在しています。このような生命の中心である微生物の多様性と広がりを説明し、そこには数多くの “超オモロイ”タンパク質が存在するという、井上助教にとっての魅力的な世界観を語られました。

さらに、人は自分の「本能=モチベーション」を満たすために生きており、仕事・趣味・恋愛はそのための“手段”であるとしたうえで、人生を賭けられる“手段”にどうすれば出会えるかについて言及しました。井上助教は、それは基本的に「運」であるとしながらも、チャンスに出会う回数や、それを掴む確率を上げることが重要であり、時間をかけて本気で向き合ってみることの大切さを呼びかけられました。

最後に、チャンスに出会い、チャンスを掴むために必要な力として、「直観」「創造力」「体力」「コミュニケーション力」を上げ、それらを育むための「遊び」の重要性について強調されました。