2026年度活動内容
● 「国連ピースサークル:若者がアジア太平洋の平和をつくる」を開催しました
2026年6月2日、立命館大学国際平和ミュージアム内のピースコモンズにおいて、「国連ピースサークル:若者がアジア太平洋の平和をつくる」を開催しました。本イベントは、国連広報センターおよび一般社団法人かたわらの後援により実施されたものです。
本企画は、国連が進める若者主体の国際対話「ピースサークル」キャンペーンの一環であり、国連安全保障理事会決議2250「若者・平和・安全保障(YPS)」採択10周年の取り組みに連動しています。若者の声を平和政策へ反映することを目的に、世界各地で実施されている国際的な対話活動です。
若者主体の対話が生む平和のかたち
当日は、日本語セッションと英語セッションの2部構成で実施され、参加者が主体となって平和をめぐる問いについて議論を深めました。
第1部(日本語セッション)
第1部では、哲学者・永井玲衣氏をモデレーターに迎え、本学学生16名が参加しました。
「よく聞く・自分の言葉で語る・すぐに答えを出さない」という対話の原則のもと、「若者にとっての平和とは何か」「平和を語る場はあるのか」といった問いを起点に議論が展開されました。
参加者は、発言への不安や機会の少なさといった課題も共有しながら、「誰がどのように平和をつくるのか」「平和な社会とは何か」といった根源的な問いへと議論を深めました。安心して意見を交わす環境の中で、主体的な対話が行われました。
第2部(英語セッション)
第2部では、一般社団法人かたわら代表理事の高橋悠太氏をモデレーターに、大学生・大学院生と高校生計12名が参加し、英語での議論が行われました。「アジアにおける多国間協力のあり方」や「若者が果たす役割」をテーマに、まずは安全保障、社会的分断、環境問題など「平和への脅威」を共有。その後、若者の視点から具体的な解決策や協働の可能性について意見を交わしました。
異なる背景を持つ参加者同士が学び合い、実践的な平和構築の視点を深める機会となりました。

今後に向けて
今回のピースサークルで得られた成果は、世界各地での対話とともに取りまとめられ、2026年9月に発表予定の国連事務総長報告書に反映される予定です。立命館大学国際平和ミュージアムは今後も、若者が平和の担い手として主体的に声を発信し、国際社会とつながる機会の創出に取り組んでまいります。本イベントは、若者の視点から多国間協力と平和構築の可能性を探る重要な実践の場となりました。
2025年度活動内容
● 2026年1月8日 第32回 日本平和博物館会議を開催 立命館大学朱雀キャンパスおよびオンライン
「第32回 日本平和博物館会議」を開催しました。本会議は、当館が議長館を務め、全国の平和博物館・資料館10館から、会場参加・オンライン参加を合わせて多くの関係者が集いました。
会議では、デジタル技術やSNSの活用、ワークショップを通じた平和教育の実践、歴史認識をめぐる課題、館間連携のあり方など、現代社会における平和博物館の役割をめぐって活発な意見交換が行われました。各館からは、日々の実践にもとづく具体的な事例や課題が共有され、今後の平和教育や資料保存・活用の方向性を考える有意義な機会となりました。
本会議を通じて、全国の平和博物館が相互に連携し、それぞれの強みや経験を活かしながら、平和の意義を次世代へどのように伝えていくかを継続的に探っていく重要性が改めて確認されました。
なお、次回の第33回日本平和博物館会議は、沖縄県平和祈念資料館にて開催される予定です。
なお、次回の第33回日本平和博物館会議は、沖縄県平和祈念資料館にて開催される予定です。
● 2025年9月29日(月)シンポジウム「ノーベル平和賞から核廃絶へ─被爆者とともに私たちは何ができるかー」立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム
毎日新聞社と立命館大学国際平和ミュージアムの共催によるシンポジウム「ノーベル平和賞から核廃絶へ─被爆者とともに私たちは何ができるかー」を開催しました。当日は、核兵器廃絶に関心を寄せる市民や学生など約60名が参加し、熱心な議論が交わされました。
本シンポジウムは、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授与発表から約1年を迎える節目にあたり、国連創設80周年、核時代80年という歴史的背景の中で、核廃絶への道筋を改めて考える機会として企画されました。
基調講演では、日本被団協代表理事の金本弘氏が登壇し、自身の被爆体験や、父親に命を救われたことを姉の手記で知ったエピソードを紹介。「世界はまだ私たちの運動を十分に知らない。日本が核兵器禁止条約に参加し、核廃絶を実現するためにどうすればよいか、一緒に考えてほしい」と呼びかけました。また、「せめて生きている間に、核兵器廃絶の道筋を知って死にたい」という切実な思いを語りました。
続くパネルセッションでは、長崎大学核兵器廃絶研究センターの河合公明教授、一般社団法人かたわら代表理事の高橋悠太氏、本学国際平和ミュージアム学生スタッフの倉本芽美氏が登壇。司会は、立命館大学国際平和ミュージアム館長の君島東彦氏が務めました。
河合教授は国際法と「長崎的リアリズム」の視点から核抑止政策の脆弱性を指摘し、「核兵器のある世界は本当に安全なのか」という問いを投げかけました。高橋氏は、核軍縮とSDGsを結びつけた取り組みを紹介し、「次の原爆の使用を止めることが私たちの責務」と強調。倉本氏は、ユース団体の活動を紹介しながら「1人の100歩よりも、100人の1歩が大切」と語り、若者の行動の重要性を訴えました。
イベントの最後には、「被爆者とともに私たちは何ができるか」という問いが改めて投げかけられ、参加者は過去の悲劇を未来への希望に変えるために、自らの行動を見つめ直す貴重な機会となりました。
立命館大学国際平和ミュージアムでは、今後も様々な企画やイベントを継続してまいります。最新情報は当館ホームページおよびSNSで随時お知らせします。
・2025年9月29日(月) 核廃絶をめぐる世代を超えた対話—未来を見据えたシンポジウムを開催 (広報課)
立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム
● 2025年5月29日(木) 「未来の平和を築く若者たち:川瀬実衣南さん、アイスランド大統領と平和とジェンダー平等を語る」 大阪・関西万博 国連パビリオン
大阪・関西万博
2024年度活動内容
● 2024年12月5日(木) 『絵は読むもの?』‐無言館共同館主・内田也哉子さんとの対話型鑑賞会
国際平和ミュージアム エントランスホール
● 2024年11月1日(金) 立命館大学国際平和ミュージアムリニューアル記念 立命館創始155年・学園創立125周年記念
中満泉 国連事務次長講演会
衣笠キャンパス 以学館 1階1号ホール
2023年度活動内容
● 2023年9月23日(土) リニューアルオープン!
● 2023年9月15日(金) 国際平和ミュージアムリニューアル完成記念式典」
国際平和ミュージアム 中野記念ホール