【大阪・関西万博】アイスランド大統領と本学学生が「平和と平等」について対話 ~国連パビリオンで開催された「アイスランド・ナショナルデー」に登壇~
2025年5月29日(木)、大阪・関西万博の「国連パビリオン」にて開催された「アイスランド・ナショナルデー」において、立命館大学産業社会学部3回生の川瀬実衣南さんがパネリストとして登壇し、アイスランドのハトラ・トーマスドッティル大統領と「未来」「平和」「SDGs」をテーマにトークセッションを行いました。
このイベントは、アイスランドの文化や価値観を紹介しながら、平和とジェンダー平等について多角的に考えることを目的として開催されました。川瀬さんは、大学生として唯一の登壇者として、若者の視点から積極的に意見を発信しました。
川瀬さんはこれまで、中学生向けにオリジナル教材「子ども兵士すごろく」を開発し、平和に関する授業を実施するなど、平和教育に取り組んできました。その後、アフリカに渡航し、ウガンダでの「元子ども兵士社会復帰支援」の取材や、ルワンダでの就業支援インターンシップへの参加など、国際課題の現場で実践を重ねてきました。現在は、立命館大学国際平和ミュージアムの学生スタッフとして来館者と対話を行うなどの活動を続けています。こうした日頃の取り組みが評価され、今回の登壇が実現しました。
セッションでは、トーマスドッティル大統領がアイスランドにおけるジェンダー平等の取り組みや、持続可能な社会の実現に向けた若者の役割について語り、「未来を形づくるのは、今を生きる私たち一人ひとりの選択です。若い世代の声に耳を傾け、共に歩むことが、平和で持続可能な社会への第一歩です」と述べました。
川瀬さんは、「平和は遠い世界の話ではなく、私たち一人ひとりの行動から始まると改めて感じました。本日のセッションを通じて、異なる文化や価値観を尊重しながら、共に未来を創ることの大切さを実感しました」と語り、参加者の共感を呼びました。
イベントには多くの来場者が訪れ、若者と世界のリーダーが対話を通じて未来を語る姿に、熱心に耳を傾けていました。セッション後には、参加者同士の意見交換も活発に行われ、平和と平等に対する関心の高さがうかがえました。
本学は今後も、学生が国際的な舞台で学びを深め、社会に貢献する機会を積極的に提供してまいります。