産業社会学部の新入生を紹介します~Vol.1~

Posted on 2015.05.27

新年度に入り早くも二ヶ月が経過しました。
今回の「SanShaの風景」では、産業社会学部に入学した
新入生へのインタビューを掲載します。
第1回目の今回は、メディア社会専攻の北虎朱理さんです。

<メディア社会専攻 北虎朱理さん>


Q.なぜ立命館大学(産業社会学部)を志望したのですか?
A.私の大学選びのポイントは、第一に実家(大阪府)から
通えるかということでした。また、人と関わることが好きな
ので、なるべく人数が多いマンモス大学を志望しました。
産業社会学部メディア社会専攻を選んだ理由としては、元々
社会学を学びたいと思っていたことと、両親の影響もあり
メディアに興味を持っていたからです。メディアを取り巻く
社会を考えるうえで、必要な知識を得られるようこれから頑
張っていきたいです。


Q.興味関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.現在受講している「ジェンダー論」が非常に興味深い
です。私が思い描いていた「男性像」「女性像」とは根本
的に違い、新たな考え方を発見することができました。


Q.基礎演習(小集団クラス)ではどのような活動をしていますか?
A.7月上旬に何クラスか合同で行うプレゼン発表会に参加
するため、今はそれに向けた準備を進めています。私のグル
ープのテーマは、メディア規制について。高校生のとき東日
本大震災の被災地にボランティアに行った際、倫理的な問題
で、流すことができない情報が多いことを知りました。そこ
で私は、メディア規制に興味を持ちました。メディア規制は
なぜあるのか、本当に必要なのか、など今後追究していけれ
ばと思います。


Q.産業社会学部で今後チャレンジしたいことは何ですか?
A.私は、人とコミュニケーションを図ることは好きなので
すが、プレゼン発表など自分の意見を纏め相手に伝えるとい
うことに苦手意識を持っています。この苦手意識を克服でき
るようこれからの大学生活を通してたくさんの経験を積みた
いと思っています。また、現在言語習得センターが開講して
いるTOEIC講座を受講しているので、さらなる点数アップに
向けて頑張っていきたいです。


Q.産業社会学部ってこんな学部!
A.産業社会学部は、自分が興味を持ったことに対して何に
でもチャレンジできる環境が整っているように感じます。
また、メディア社会専攻に所属しながら他専攻の講義も受け
られるなど、幅広い知識を身につけることができるところが
大きな特徴です。


Q.課外活動(サークル、ボランティア等)はしていますか?
A.サークルにはふたつ所属しようかと思っています。ひと
つは男子バレーボールサークルのマネージャー、もうひとつ
は、探検部です。探検部とは、その名の通り、ありとあらゆ
る場所(山・川・洞窟など)へ探検に行きます。探検の先に
何かを見出す、楽しみを見つける、それらをやりがいとして
いるサークルです。


Q.母校の後輩に一言メッセージをお願いします!
A.私は、たとえどこの大学に入学したとしても自分の行動
しだいで充実した大学生活を送れると思います。後々後悔し
ないようしっかりと勉強しつつ、でも追い詰めすぎず、バラ
ンスの取れた受験を心掛けてください。また、大学では主体
性が求められます。ぜひ今のうちから何事にも主体的に取り
組んでみてください。



現代社会専攻 新歓企画  プロが仕掛ける「遊びの空間」

Posted on 2015.05.08

4月9日(木)新歓イベント「プロが仕掛ける遊びの空間」
を開催しました。産社および本学出身の二人のミュージ
シャン、竹上久美子さんと小泉大輔さんをゲストに迎え、
「きわめて生きづらくなってきている」現今の音楽社会
における御自身のキャリア展開についてトークセッショ
ンを行いました。

かなりゆるやかではありましたが、「音楽社会における
新しいキャリア展開」「文化創造における遊びの精神」
を柱に、トークは進められました。
竹上さんは在学中からライブハウスで活躍しており、今
も京都近傍の小さい「箱」を活動拠点とする、「ライブ
命」のミュージシャンです。小泉さんは、くるりと共演
するなど音楽のフロントでも活躍していますが、音響設
計者としても裏で音楽シーンを支えておられます。
今、音楽社会は大きな転換点に来ています。ミュージシ
ャンは、売り方、露出フィールドの確保、そして音楽の
質について悪戦苦闘を続けています。その中で歌手一本
でやっている竹上さんはホントに大変らしい。結婚・出
産という自然な流れを経て現在は「保育園歌手」という
新たな肩書きを得るに至っています。「保育園で歌うこ
と」に確かな「やりがい」を感じていると言います。最
近では大学研究会、下町商店街、果ては銭湯と様々な形
に活躍のステージを広げています。この「荒れ狂う」世
の中で、もがいているばっかりだった若者が、ひょっこ
り幸せな居場所を獲得したという実例は、新入生諸君を
勇気付けてくれることと思います。

「遊びの精神」というテーマを今回、お二人に投げかけ
ました。「遊び」すなわち「創造」に際し、「創造の神」
はどの瞬間に降りてくるのか、プロとして創造を行うお
二人の考えを聞く絶好のチャンスだと思ったのです。
降りてくるのは「創造の神」の声なのか、「先人の知恵、
成果のバリエーション」なのか、それとも違うものなの
か。その心理に迫るには、些か時間も語りつくす言葉も
足りず、非常に残念でした。
少々もどかしい思いを残しながら、最後竹上さんの歌を
もう一度聞きました。会場との一体感に竹上さんがライ
ブにこだわる理由が分かった気がしました。イベントの
終了後も参加者とお二人との熱心な話し合いは長いこと
続き、なかなか途切れることはなく盛況のうちに終了し
ました。





文責:現代社会専攻 山口歩 教授


スポーツ社会専攻の土井里佳子さんが「BASEBALL BUSINESS AWARD 2014」を受賞されました!

Posted on 2015.04.16

スポーツ社会専攻では、多くの学生がスポーツにまつわる現
代的な諸課題を取り上げ、社会科学的な視点からアクティブ
にその解決策を探っています。今回ご紹介する土井里佳子さ
んもその一人であり、このたび「BASEBALL BUSINESS AWARD
2014」(主催/読売新聞社・協力/読売巨人軍)において
「優秀賞」を受賞されました。

ベースボールビジネスアワードとは2008年からスタート
し、全国の大学生が指定のテーマの下で、プロ野球を盛り上
げるための企画やビジネスモデルを提案し、競い合うコンペ
ティションです。過去には実際にプロ野球ビジネスの現場で
採用され、具体化された企画もあり、大学の学びとスポーツ
ビジネスの現場をダイレクトに繋ぐたいへんレベルの高い、
また貴重な機会として知られています。
今回のテーマはプロ野球球団の集客策・ブランディング、と
りわけ富裕層をターゲットにした高価格・高付加価値サービ
スに関するものであり、受賞企画は「Plan for 写ガール」。
ここで土井さんは女性ファンの中でも高価なカメラを持参し、
選手のより良い写真を撮影できる座席を確保しようと高価な
チケットを購入する「カメラ女子」に着目し、彼女らを富裕
層と位置づけたビジネスモデルを提案されました。

奇しくも本学卒業式と同じ3月22日、授賞セレモニーおよび
受賞者のプレゼンテーションが東京ドームグラウンドにおい
て開催されました。当時4回生だった土井さんは、この授賞
式を終え、4月から社会人として働いています。最後に、
そんな彼女からスポーツ社会専攻の後輩たちへ向けてメッ
セージをいただきました。
「私は幼い頃からスポーツの魅力に心を奪われ、スポーツ
界をより良くするための術を学ぶため、スポーツ社会専攻
に入学しました。ここでの学びは、多角的であり、今まで
の自分の考えを見直すことが出来るものでした。今回、そ
の学びの成果を評価していただけたことを大変嬉しく思っ
ています。皆さんも、興味の有無に関わらず、様々な考え
方を吸収し、実りある学生生活を送って下さい。」


文責:スポーツ社会専攻 松島剛史 准教授



2015年度 産業社会学部 新入生オリエンテーション

Posted on 2015.04.06

4月1日より新入生オリエンテーションが始まりました。
産業社会学部には、900人を超える新入生が入学し、学び舎
である以学館は一気に活気付きました。
衣笠キャンパスの桜も綺麗に咲き誇り、新入生たちをお出
迎えしました✿



オリエンテーションでは、4月1日に実施された「新入生歓
迎式」を皮切りに、これから学生生活を始めるにあたり必
要な知識や心得を担当の教職員より説明しました。

長丁場となったガイダンスにも関わらず、新入生はしっか
りと話に耳を傾け、今まさに始まった大学生活に期待を膨
らませている様子でした。



また、今年は「キャリアガイダンス」企画が実施され、
100名ほどの新入生が集まりました(任意参加でしたが、
多くの新入生が参加してくれました)!
本企画では、第一線の企業で働く5名の卒業生からリアル
ストーリーの紹介をしていただくとともに、新入生からの
質問に熱意を持ってお答えいただきました。
座談会形式で実施したため先輩との距離も近く、アット
ホームな雰囲気で実施できたことは新入生にとってまた
とない良い機会になったように思います。きっと、夢の
実現に向けたヒントを得ることができたと思います。





本日でオリエンテーションが終了し、いよいよ明日から
授業が始まります。
「産業社会学部でしかできないこと」「産業社会学部だから
できること」にぜひ積極的にチャレンジしてください。
そして、これからの4年間で様々なことを吸収し、充実した
大学生活となるよう教職員一同お祈りしています。

新入生のみなさん、ようこそ立命館大学産業社会学部へ\(^o^)


文責:産業社会学部事務室


スポーツ社会専攻企画講演会「日米のスポーツ文化の違いを考える~選手と記者の立場から~」

Posted on 2015.03.04

スポーツ社会専攻では、学生のみなさんを中心に、地域の方々にも
ご参加頂き、スポーツ社会専攻の教学内容や研究内容を広く知って
頂くとともに、より多くの方々に還元できるよう、例年、スポーツ
やその研究に関する様々な現場でご活躍されている方をゲストにお
招きし講演会を開催しています。
12月17日(水)以学館2号ホールにて、「日米のスポーツ文化の違
いを考える~選手と記者の立場から~」と題し、メジャーリーグで
も活躍される傍ら、「野球以外でも自分を高め」るために、本学に
入学して勉強を続けられた他、中学生や社会人の野球チームを運営
されるなど様々な社会貢献活動にも取り組まれているプロ野球選手
の大家友和氏と、アメリカ在住で多くの日本人メジャーリーガーを
中心に、様々なスポーツ選手を取材され、Number web等に多くの
記事を寄せられている、スポーツライターの菊地慶剛氏をお招きし、
産業社会学部スポーツ社会専攻の漆原准教授が司会を務める対談形
式で行われました。

大家氏は、日本とアメリカの双方で、プロ野球やメジャーリーグ、
独立リーグなど、様々な形でプロの野球選手として活躍してこられ、
菊地氏も同様に日米の様々な野球について取材をされた経験をお持
ちです。これらを通じた多様な実際の経験、たとえば、日本におけ
る一軍、二軍とアメリカにおけるメジャーとマイナーの構造や組織、
メディア関係者に対するチームの対応、ファンサービスの在り方や
社会におけるプロスポーツ選手の位置づけなど様々なところで、同
じ「野球」、「プロスポーツ」であっても、日本とアメリカでは大
きな違いがあることを語って頂きました。もちろん、これはどちら
がよいという話ではなく、双方によいところも問題もあり、両国の
文化的な違いもあるようでした。



普段、取材する側とされる側に分かれている立場の方が、このよう
に同じ舞台で共通の話題をテーマに話をされる機会は滅多になく、
立場の違いにより考えが異なる部分もあれば、立場が違っても同じ
考えの部分もあり、非常に興味深いお話ばかりでした。

参加された方も、熱心に両氏のお話に耳を傾けておられ、対談後の
質疑にも多くの質問が寄せられ、大幅に時間を超過しても答えきれ
ないほどの盛会となりました。


文責:スポーツ社会専攻 漆原良 准教授

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