【産業社会学会学生委員会主催】NHK大阪の見学会が行われました!

Posted on 2014.10.30

10月4日に産業社会学会学生委員会のプロジェクトsuikaの
企画として、NHK大阪の見学会が行われました。(suikaと
は、学生委員会として活動してくれる1回生を募集し、その
集まったメンバーとともに1回生の学びをサポートする企画
を運営するプロジェクトです。)今回は、企業見学会の企
画を立ち上げ、事務室の職員の方々と、先生方、院生の方
と何回も会議を重ね、NHK大阪に見学に行くことにしました。
もちろん、一から企画を作り上げる作業は容易なものでは
なく、会議と並行して、情宣活動や見学会参加者の募集、
さらにはNHKについての学習会を行ったりと、目まぐるしく
も充実した日々でした。見学直前には金山先生から「公共
性について」の講義もして頂き、事前準備をしっかりして
見学会に臨みました。

当日は金山先生にも同行していただき、suikaメンバーを
含め、計20人で見学会に参加しました。見学会のサポート
をしてくださるNHK大阪の社員の方はとても親しみやすい
方ばかりで、最初こそ緊張したものの、和やかな雰囲気で
見学会は行われました。

午前中は、バラエティー番組『週末応援ナビあほやねん!
すきやねん!』の収録現場の見学にはじまり生放送ならで
はの空気感や、普段見ることのできない裏方の仕事を知る
ことができました。その後は、連続テレビ小説『マッサン』
やバラエティー番組の収録セットも見学しました。ドラマ
収録の約8割はセットでの収録であることや、テレビを通し
てみると、普通に見えるセットも実は、小さめに作られて
いること、時代設定に合わせた街並みや建物をリアルに表
現するため細部にまで工夫されていることなど、テレビで
は分からない事実にみなが感動し、また社員の方への質問
も活発に行われていました。

昼食では社員食堂を使わせていただき、仕事中とはまた違
った社員の方々の雰囲気も知ることができました。途中、
食堂のテレビから『マッサン』が流れると、見学したセッ
トのことが話題になり、学んだことが早速、身近に感じら
れる場面もありました。
午後は、ラジオ収録の見学とNHKの職員の方と会議室におい
て懇談しました。ラジオ収録では、実際に声を届けている
パーソナリティの方以外にも携わっている方が沢山いて、
その役割の多さに驚きました。懇談会では、世の中に今何
が必要なのかを常に考えて番組作りをしていることや、公
共放送の在り方、NHKらしさとは何かを中心に、話が展開
していきました。私たちも積極的に質問し、中には、「若
者の視聴者を増やすためにどのような取り組みや工夫をし
ているのか」という質問に対して、「若者であるみなさん
の意見が是非、欲しい!」という回答を頂き、視聴者目線
に立つというNHKの姿勢や、遠い存在だと思っていたテレ
ビ局が意外と身近だということをとても感じることができ
ました。

NHK大阪の見学会は無事成功に終わり、私たちはこれから、
今回学んだことを産業社会学部の学生に還元するため、見
学会の様子をまとめたパネル展示を行います。詳しい内容
はそちらをご覧ください。この企画運営にあたって沢山の
方々からサポートを頂きました。本当にありがとうござい
ます。この経験を生かし、今後の活動につなげていきます。


文責:産業社会学会学生委員会 suika

2014年度 海外短期研修プログラムが開講されました!~Vol.3~

Posted on 2014.10.22

産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした
海外短期研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度
で実施する当プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義
とアリゾナ州フェニックス近郊でのフィールドトリップを通
じて、スポーツとエコツーリズム、スポーツと都市開発、地
域社会におけるスポーツ産業の役割等、全専攻に関わる内容
を学術的かつ体験的に学びます。今回は、当プログラムに参
加した産社生を3名紹介します。第3回目はメディア社会専攻
3回生の小谷野真歩さんです。

<メディア社会専攻3回生 小谷野真歩さん>


Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、学び
を進めていますか?

A.映像制作に興味があるため、現在、メディア社会専攻所属の
友人同士で自主ゼミをつくり活動しています。主には、京都市東
九条あたりの地域に密着取材をして、地域の特性などを調べ研究
を進めています。そして、行く行くはドキュメンタリー作品を制
作し映画祭等に応募できればと考えています。


Q.本研修プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
A.私は元々英語に苦手意識があり「留学」や「海外」から避ける
ように生活していました。しかし、大学で学びを進める中で英語を
勉強したいという気持ちが強くなり、今回の研修プログラムへの参
加を決めました。また、昨年参加した友人から、「スポーツと社会
との関わりを深く知ることができ、きっと自分のためになる」と参
加を勧められたこともきっかけのひとつです。


Q.研修プログラムへの参加を通して身についたこと、勉強に
なったと思うことは何ですか?

A.まずなにより、苦手だった英語をもっともっと勉強したいと
思えるようになりました。それは、私にとって非常に大きな収穫
と言えます。また、現地の大学ではスポーツとメディア、スポー
ツと政治、スポーツと暴力や逸脱、スポーツと宗教といった、ス
ポーツと社会の様々な繋がりを幅広く学習することができ、スポ
ーツがいかに社会と深く関わっているかということがわかりました。


Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?
A.これは、現地の方に伺ったのですが、アメリカでは、小さい
頃からスポーツに関わる機会が日本と比べて多いとのことです。
とは言え、スポーツばかりに偏らず学力も疎かにしないよう熱心
な教育がされており、文武両道に秀でた学生が多いと伺ったこと
が非常に印象的でした。


Q.研修プログラムでの経験を、今後の産業社会学部での学びや将来の
進路にどう活かしていきたいですか?

A.私は将来マスコミ関係の仕事に就きたいと思っています。
今回の研修を終えて、マスコミの中でもスポーツ報道に興味が涌き
ました。将来の目標に一歩近づくためにも、さらにスポーツとメデ
ィアについて深く追究し、今後の進路に役立てていければと思って
います。


Q.来年、本研修プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.本研修プログラムでは、「特別」なことを経験できるところも
魅力のひとつです。例えば、野球場では関係者しか入れない場所に
入れたり、選手が座るベンチに座れたりと普段決してできない経験
をすることができます。また、私は友人と参加したわけではなかっ
たのですが、参加者同士すぐに打ち解けることができたため、一人
でも全く心細くはありませんでした。研修中は大変なこともありま
したが、みんなで切磋琢磨しながら、非常に充実した二週間を過ご
すことができました。





2014年度 海外短期研修プログラムが開講されました!~Vol.2~

Posted on 2014.10.16

産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした
海外短期研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度
で実施する当プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義
とアリゾナ州フェニックス近郊でのフィールドトリップを通
じて、スポーツとエコツーリズム、スポーツと都市開発、地
域社会におけるスポーツ産業の役割等、全専攻に関わる内容
を学術的かつ体験的に学びます。今回は、当プログラムに参
加した産社生を3名紹介します。
第2回目は現代社会専攻2回生の神野旬稀さんです。

<現代社会専攻2回生 神野旬稀さん>


Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、学び
を進めていますか?

A.私には将来地方公務員になりたいという目標があるので、
行政や地方の活性化について興味を持っています。まさに今
受講している京都市連携講座では、リレー講義として、実際
の公務員の方が講義をしてくださるので、将来に役立つよう
な知識を吸収できればと思っています。


Q.本研修プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
A.今まで海外に行ったことがなかったので、大学では海外
に足を運びたいと思っていたところ本プログラムの存在を知
りました。小さい頃から野球をしている関係で、スポーツに
も興味があったので、スポーツ大国であるアメリカで、スポ
ーツの現状を実際に目で見て肌で感じたいという思いがあり
ました。また日本とアメリカにおけるスポーツのあり方を比
較してみたいと思ったことも参加した理由のひとつです。


Q.研修プログラムへの参加を通して身についたこと、勉強に
なったと思うことは何ですか?

A.所属が現代社会専攻なので、スポーツ社会学というもの
にあまり馴染みがなかったのですが、スポーツは政治やジェ
ンダー、メディアなど思っているより社会と密接に関わって
いることが現地の大学での講義を聞いてわかりました。と同
時に、社会におけるスポーツの影響は非常に大きいのだなと
感じました。


Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?
A.初めてのアメリカだったということもあり、とにかくス
ケールの違いにどこに行っても驚きの連続でした。また、フ
ィールドトリップで野球場に応援に行った際、日本とは応援
スタイルに違いがあると思いました。例えば、日本では応援
中に歌を歌うなど音楽に合わせて盛り上がりますが、アメリ
カでは音楽などはなく、ひとつひとつのプレーに対する観客
の声が選手に伝わりやすい雰囲気であるように感じました。


Q.研修プログラムでの経験を、今後の産業社会学部での学びや将来の
進路にどう活かしていきたいですか?

A.将来地方公務員として働きたい私にとって、スコッツ
デール市の観光局で、スポーツを活かしてどう地域に役立て
るかなど、行政的な面も踏まえてお話を聞けたことは、今後
学習を進めるにあたり非常に役立つ貴重なお話となりました。


Q.来年、本研修プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.本研修プログラムでは主体的に動くということが重要です。
たとえ、語学力に自信がなかったとしても、積極的に先生や現
地の方とコミュニケーションを図ることで、自然と会話は成り
立つものです。現に私がそうでした。小集団の授業などでは、
今のうちから進んで発言するなど、主体性を持って取り組んで
みてください。




2014年度 海外短期研修プログラムが開講されました!~Vol.1~

Posted on 2014.10.10

産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした
海外短期研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度
で実施する当プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義
とアリゾナ州フェニックス近郊でのフィールドトリップを通
じて、スポーツとエコツーリズム、スポーツと都市開発、地
域社会におけるスポーツ産業の役割等、全専攻に関わる内容
を学術的かつ体験的に学びます。今回は、当プログラムに参
加した産社生を3名紹介します。第1回目はスポーツ社会専攻
2回生の藤村慶一さんです。

<スポーツ社会専攻2回生 藤村慶一さん>


Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、学び
を進めていますか?

A.2回生になりようやく専門科目を受講できるようになったので、
今はスポーツに関わる授業を中心に学んでいます。
高校時代からずっと野球一筋だったのでスポーツに携わる機会は
あったのですが、大学では実技の面からでなく、スポーツと社会
との結びつき、またスポーツがどのような社会貢献をするのか、
といったところに着目して学びを進めていきたいと思います。


Q.本研修プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
A.本研修プログラムの説明会でプログラムの概要を聞いた際、
純粋に「参加したい!」「おもしろそう!」と思いました。 
また、フィールドトリップを通じて普段決して経験できないよう
な球場見学や現地の方から貴重なお話を聞けることに大変魅力を
感じたことも参加の決め手となりました。


Q.研修プログラムへの参加を通して身についたこと、勉強に
なったと思うことは何ですか?

A.本研修プログラムでは、グループでの活動(プレゼンや意見
交換等)が多いため、学生それぞれの考え方を知ることができ、
様々な知識を身につけることができます。また現地の大学では
すべて英語で授業が行われるため、理解に苦しむ場面もありま
したが、自分にとってはまたとない機会だったので、非常に良
い勉強になりました。


Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?
A.実際に足を運んだことで、日本とアメリカのスポーツにおける
捉え方、考え方が全く違うことがわかりました。例えば、球場にし
てみても日本とは大きく違っていて、球場内に子どもたちが遊べる
アミューズメント施設が併設されていたり、試合中は球団のスタッ
フが子どもの面倒を見てくれるというサービスもありました。球場
があることで街全体が活性化しているような印象を持ちました。


Q.研修プログラムでの経験を、今後の産業社会学部での学びや将来の
進路にどう活かしていきたいですか?

A.この研修プログラムを終えて、将来は何らかの形でスポーツに
携わることができれば、と考えるようになりました。今はまだ漠然
とした将来の夢ですが、これから学習を進める中で自分に合った進
路を見出すことができたらいいなと思っています。
また、今まさに3回生からのゼミ選択をしているので、今回の経験を
ゼミでも活かしていけるよう、スポーツに関わったゼミに所属した
いと考えています。


Q.来年、本研修プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.来年参加する学生のみなさんへ私からひとつアドバイスをすると
したら、それは、「語学力をある程度つけてから参加すべき」という
ことです。というのも、上でも述べたように、現地の大学での授業は
すべて英語で行われます。やはり語学力があるのとないのとでは、理
解度が大きく変わってくるので、英語には普段から慣れておくことを
お薦めします。
今このときにしかできないことに、ぜひ自ら積極的にチャレンジして
みてください!





第4回インターナショナル・メディア・スタディーズ・キャンプ 英語講義・討論、K-pop体験の現場学習などで充実

Posted on 2014.09.30

韓国・西江大学コミュニケーション学部と立命館大学産業社会
学部は、2011年度から共同でIMSCをソウル・西江大学キャンパ
スで実施してきました。これは、2012年度に本格的な学術交流
協定を締結して以来のもので、年々学びの内容充実がはかられ
ています。
学術交流の充実を目指して、2014年度の企画研究では春学期中
の5月22日、受講生18名が、西江大学から立命館大学へ訪問研
究滞在中のウォン・ヨンジン教授を迎えて、事前学習として
「韓国メディアの今」と題した基礎的な包括レクチャーを受講。
さらに7月17日には、「日韓比較メディア」の英語プレゼンテー
ションを、新聞、放送、広告、ニューメディア研究グループの
4つに分けて実施し。9月のソウル・IMSC本格実施を前にウォン
教授から2度にわたる密度の濃い直接指導を受けました。

<「韓国メディアの現在」を熱心に講義するWon西江大学教授>


第4回を迎えたIMSCは、受講生全体の英語レベル、動機付け、事
前調査準備も、これまでで最高の仕上がりとなり、9月11日から
ソウルでのIMSCが開始されました。
日本と韓国の新聞、放送、広告、デジタルメディアの違いなど
について比較メディア学の視点から国際的に学ぶことを目的と
しており、受講生18人が渡韓。IMSCでは、韓国メディア研究を
牽引する教授陣による英語レクチャーを受けた後、関連のメデ
ィア機関を訪問することで、講義とフィールド学習が一体とな
り、受講生の学び意欲をさらに掻き立てました。
例えば、放送の英語講義を受講した後、韓国放送公社や24時間
のニュース専門局である聯合ニュースTVを訪問して、講義で得
た疑問や課題を担当者に投げかけたほか、ニューススタジオの
施設見学、さらに民間放送局SBSの音楽番組でK-POPライブ番組
収録の様子を見学するなど、韓国放送メディアの現場に関する
さまざまな知見を深めました。また広告講義の後は韓国最大の
広告会社であるCheilワールドワイドを訪問して、世界的な広
告賞のカンヌ国際広告最優秀賞を受賞したクリエイティブ・
ディレクターのトーマス・キム氏から直接講義を受けるなど、
大変充実した研修を行い、日を追うごとに日韓のメディア産業
を比較する力が高まってゆきました。



<聯合ニュース本社前(上)と24時間ニューススタジオ(下)
にて>


英語講義とフィールド研修の翌日には、講義内容の理解度を試
すモーニングクイズが行われました。翌日には採点結果が返却
され、どこが理解できていなかったかについてフィードバック
されましたが、受講学生たちは、24時間オープンしている西江
大学図書館を有効に活用するなどして、講義の予復習に追われ
ると同時に、この学びの集大成となる日韓メディア産業比較の
英語グループ・プレゼンテーションのワークにも没頭しました。

<毎日朝一番で実施された英語による理解度テストの風景>

今年も、全員が満足する学習成果を残したことから、最終日に
は、西江大学コミュニケーション学部のキム・ヨンス学部長か
ら、西江大学学長名で発行されたIMSC修了書が一人ひとりに授
与されました。

<キム学部長から修了証書を受ける波多野雄也君(メディア
社会・3回生)>


西江大学コミュニケーション学部の教授陣からは、「今回の
IMSC学生は、これまでで、もっともまとまりがあり、また日韓
国際比較という特定の分野に限って言えば、西江大学の大学院
生とも英語で互角に議論できており、立命館大学生の勉強意欲
と英語力向上を目指す日々の努力に感銘を受けた」と高い評価
がなされました。「来年度は、両大学学生が、それぞれの国の
メディア状況について、もっと掘り下げた研究し、相互に英語
でプレゼンテーションし合い、その上でディスカッションに徹
底的な時間を割いたらどうか」との提案もなされ、西江大学コ
ミュニケーション学部と立命館大学産業社会学部メディア社会
専攻との間で、さらに質の高い学術交流を求めてゆくことで一
致しました。

このような高い評価の内に修了した第4回IMSCの修了生たちは、
修了証書を手に晴れ晴れとした笑顔で、全体写真に納まり、8
泊9日のIMSC研修を終え、無事、帰国した。現時点では、来年
度も同時期の9月にIMSCは実施される予定となっています。
なお、IMSC参加には、年度初めの4月に行われる企画研究への
個別応募(事務室受付)が必要となります。2014年中に、説
明会も開催されますので、興味のある学生の皆さんは、是非、
出席してください。


文責:BEN

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