2014年度 学部・大学院で東京メディア・キャンプ ~カンヌ国際広告祭・審査員から直接指導受ける~

Posted on 2014.09.24

メディア社会専攻金山ゼミの専門演習クラスがサマー・
メディアキャンプin Tokyo2014を実施しました。サマー
・メディアキャンプは、金山ゼミナールの学部・大学院
生が合同で開催した実践的なメディアの学びで、毎年夏
に実施しています。
前期に実施した日本のメディア産業研究をもとに、教室
を飛び出して、日本のメディアの一線で活躍する人々か
ら、グローバルに変化し続けるメディアの状況を体感す
るもので、今年は8月3日から6日までの四日間開催され
ました。金山・学部ゼミでは、春学期中、サマーキャン
プに先駆け、新聞、テレビ、ラジオ、広告の4部門に分
かれてメディア産業研究を行い、日本の主要なマス・メ
ディア業界がどのような環境におかれているのか、グル
ーププロジェクトとして取り組み、学期末には成果報告
レポートを作成。

東京では、成果報告を携えて、メディアの一線の現場に
直接赴いたり、またメディアの最先端で活躍する人を招
いて、それぞれの関連分野に長く携わってきたプロフェ
ッショナルからの特別講義を聴き、また質疑応答を行っ
たりしました。このうち、8月5日には、今年6月にオー
プンしたばかりの東京・六本木ヒルズに本社オフィスを
移転した広告代理店ADKで、コミュニケーション・ア
ーキテクト本部の高野文隆クリエイティブ・ディレクタ
ーを訪ねました。

<写真:ADK高野文隆ディレクターを中心にADKで
豊かなアイデアを生み出す会議室として話題のADK・
ドラえもんルームにて撮影>


高野クリエイティブ・ディレクターは、フランスのカン
ヌ国際広告祭という世界最優秀の広告を決定する権威あ
る賞の審査委員もつとめています。いわば、世界の広告
の最新トレンドについて熟知しているグローバルなクリ
エーターでもある上野氏からは、より想像的な広告のあ
り方を学んでもらおうと、訪問前の事前課題「日常の中
のメディア採集」が出され、学生たちは、日々の生活の
中で接触している情報の中から、広告という情報伝達行
為に関係しているさまざまなメッセージの意図や効果に
ついて評価しました。
参加学生からは、「世界レベルの広告審査にかかわった
高野ディレクターから、事前提出課題に対する個人講評
をもらうことはとても光栄なこと。またメディアと社会
とのかかわりの重要性について、新たな発見と動機付け
をもらった」と興奮気味の声が聞かれました。
東京メディア・キャンプでは、この後、スポーツニッポ
ン新聞東京本社を訪問、宮内正英東京本社代表(取締役
・編集担当)、大渕英輔スポーツ担当部長、阿部公輔文
化社会部長などから、スポーツおよび芸能・エンターテ
インメントにかかわるジャーナリズム現場の実践と実務
について魅力のある講義に目を輝かせ、その他にも、テ
レビ、ラジオ、エンターテインメント企業も訪問し、業
界のトップリーダーなどからの教授に触れ、大きな刺激
を受けました。金山ゼミでは、学部・大学院とも、秋学
期からメディアにかかわる理論的な学びに進むことにな
っており、メディアを自分の身近に感じて、学問的にも
メディアと社会の関係を深く理解するという意味で、大
変意義のある東京メディア・キャンプとなりました。

文責:BEN

子ども社会専攻企画「地蔵盆プロジェクト2014」

Posted on 2014.08.29

京都のどこでも見かける「お地蔵さん」は子どもをまも
る仏様。京都の伝統行事「地蔵盆」は、8月23日前後
に町内のお地蔵さんの前で子どもたちの健やかな成長を
祈って行われます。宗教的な行事であるとともにゲーム
・福引き・大人の懇親会などもあり地域の人々の親睦行
事としての意味も大きいです。最近、行われた京都市の
調査によると、京都市の自治会・町内会の80%で地蔵
盆が行われているとのことです。もしかしたら、京都で
一番盛大な伝統行事は「祇園祭」ではなく「地蔵盆」と
言って良いかもしれません。
長く続いてきたこの行事も、少子化、子どもの興味関心
の多様化、地域行事への参加意識の低下などでいま存続
が危ぶまれています。三年前北区のとある町内会から、
地蔵盆を活性化するために大学生のパワーを借りること
は出来ないか、という相談を受け発足したのが、子ども
社会専攻「地蔵盆プロジェクト」です。以下、今年の様
子を紹介します。

まずは、地蔵盆の数珠廻し。お坊さんのお経にあわせて、
大きな数珠をみんなで廻します。この町内に来たお坊さ
んは「数珠の小さい珠はみんながお世話になってる生き
とし生けるものすべて。全部の珠にお礼を言ったら大変
なので、大きい珠が廻ってきたら、ありがとうと言いな
さい」と数珠廻しの意味をわかりやすい言葉で教えてく
れました。普通は子どもと親世代、お年寄りで行われる
ものですが、若者(大学生)たちも入っている珍しい風
景。参加した学生たちにとってはまたとない京都体験に
なったようです。

さて、年齢も興味関心も違う子ども達が自由に参加する
地蔵盆を盛り上げるのは、実はとても難しいことです。
「年齢を超えて楽しめる遊びとは?」ということで、地
蔵盆プロジェクトに向けて学生達は何日もかけて話し合
い、準備してきました。
この日も小さい子ども達は学生と紙芝居・カードゲーム
などなどで遊んでいましたが、大きい子ども達は携帯ゲ
ーム機で遊び始めました。そこで「みんなで遊べるゲー
ムをしよう!」と学生達が呼びかけて、「新聞紙タワー
づくり」「風船バレーボール」を行いました。写真は
「新聞紙タワー」です。ここまで新聞紙を高くするのは、
小さい子ども達にとってはとても難しく、大きな子ども
が小さな子どもを助ける姿が見られました。全員で盛り
上がっている様子がおわかりいただけると思います。

ゲームが終わったら、子ども達は自分の気に入ったお兄
さんお姉さんとゆっくりまったり遊びました。子ども社
会専攻は「子どもと社会」「子どもの社会」を学ぶ専攻
です。地蔵盆は京都の伝統行事を肌で感じる貴重な機会
であるだけでなく、「子どもにとって地域や地域行事は
なぜ大切なのか」「学校とは違う異年齢の子ども集団の
活動を成立させるにはどうすれば良いのか」などを学ぶ
絶好の機会となっています。


文責:子ども社会専攻 中西仁 教授

読売マスコミ講座ミニシンポジウムが開催されました!

Posted on 2014.08.26

7月14日(月)、以学館1号ホールにて「読売マスコミ講座」
ミニシンポジウムが開催されました。
「読売マスコミ講座」は読売新聞大阪本社と讀賣テレビ放
送の協力により、産業社会学部で開講されている社会連携
科目であり、今年で開設14年目を迎えます。講義では、新
聞社、テレビ局の第一線で活動されている講師の方々によ
る、新聞、テレビが映し出す現代社会の諸問題をよりアク
チュアルに学ぶ講座として開講されています。ミニシンポ
ジウムは授業の総括も兼ねながら、現在の新聞とテレビが
直面する課題について、ゲスト講師をお招きして行われて
いるものです。今年で4回目の開催となりました。

今回のミニシンポジウムでは、ゲスト講師として、読売新
聞大阪本社より編集局総務の泊吉実氏、讀賣テレビ放送よ
り報道局解説デスク山川友基氏のお二人をお招きし、「報
道から考える新聞とテレビ」と題して、「新聞、テレビと
インターネット」「情報と公共性」というテーマから
「STAP細胞報道」を例としながら議論が行われました。



読売新聞大阪本社の泊氏からは、「STAP細胞報道」をめぐ
って、報道指針による新聞の姿勢やインターネット情報と
の関わりにおける課題について語られました。讀賣テレビ
放送の山川氏からは、報道に関してテレビの映像の扱いに
も留意しながら、インターネットの情報からどのように
「裏どり」を行うのか、また情報の「速報性と正確性」の
ジレンマなどにも言及しながら語られました。

今回のミニシンポジウムにより、現代社会を取り巻く環境
の変化と報道の諸問題に、新聞社、テレビ局がどのように
取り組んでいるのかについて有益な議論が交わされました。


文責:メディア社会専攻 粟谷佳司 准教授

産業社会学部創設50周年記念ロゴマークが決定しました!

Posted on 2014.08.07

産業社会学部創設50周年記念ロゴマークが決定しました。
今回のロゴマーク募集には、在学生、在学生の家族の方々、
卒業生のみなさん他からたくさんのご応募があり、全部で
73もの作品をお寄せいただきました。
さて、簡単に今回の審査プロセスを申し上げて選評にかえ
させていただきます。
第一次審査では産業社会学部の教員が複数で選考を行い、
まずは73作品から20作品まで候補を絞りました。別途日を
設定して行った最終審査の段階では、さらに産社校友会役
員の方々にもご参加いただくとともに、スペシャル審査員
として、卒業生の石下佳奈子氏(博報堂)ほか1名をお招き
して、専門家の立場から選考に加わっていただき、約2時間
をかけて、最終的に最優秀作品1、優秀作品2、佳作8を選び
ました。
審査員の支持を幅広く得た最優秀作品については、「形が
美的によく、クオリティが高い」という点がシンプルに評
価されただけでなく、「産社のこれまでの50年・これから
の50年の意味あいが表出されている」「あえて手書き感を
出した柔らかい表現にあたたかみがある」「誇り・自信が
表出されている」「産社が大事にする架け橋のイメージも
出ている」などの点で高い評価を得ました。今回のロゴマ
ーク公募の趣旨(「産社の魅力を広く学内外に発信してい
くシンボルマーク」)に合致した作品がやはり確実に選ば
れたという印象です。
応募していただいたみなさん、誠にありがとうございました!


☆産業社会学部創設50周年記念ロゴマーク最優秀作品☆


Design:
2010年3月情報メディア学系卒業 田邉亜沙美さん

2014年度 産業社会学部オープンキャンパス

Posted on 2014.08.05

8月2日(土)、3日(日)立命館大学オープンキャンパス
が開催されました。暑さの厳しい中ご来場いただいた
みなさん、誠にありがとうございました!

産業社会学部では、学部紹介を皮切りに、各専攻(現代
社会専攻、メディア社会専攻、スポーツ社会専攻、子ど
も社会専攻、人間福祉専攻)紹介、AO入試説明会を実施。
さらに、今年は初めての試みとなる産業社会学部ゼミ体
験や学生企画-さんしゃの学びはこんなに楽しい!-が
実施されました。

まず初めに学部紹介では、伊藤副学部長が5つの専攻紹介
や学びの特色、また国際化プログラム、資格課程の話など、
ありのままの♪産業社会学部を説明しました。多くの方が
来場してくださり、産業社会学部での学びに対し興味深く
聞き入っている姿が印象的でした。



<学部紹介の様子>

次に専攻紹介では、各専攻の教員から専攻の特徴や専攻
での学びが説明され、その後、現役の学生が、現在興味
のある分野や、取り組んでいる活動内容等学生ならでは
の目線でスピーチしました。
また、初めての試みとなった学生企画では、学生スタッ
フ「D-Plus」によって制作された産業社会学部ムービー
の上映に加え、正課・課外における学生自身の取り組み
等、楽しいトークを展開しました。来場者からも非常に
好評で、ぜひ継続して行いたい企画のひとつとなりました。



<専攻紹介・学生企画の様子>

最後にAO入試説明会が行われ、昨年度のAO入試合格者が自
らの受験対策や、産業社会学部の魅力などなど、大変貴重
なお話をしてくれました。受験生のみなさんは先輩の生の
声を聞くことができ、AO入試に向けて今やるべきことが明
確になったのではないでしょうか。

また以学館地下には、「個別相談会場」が設けられ、専攻
に関わることやカリキュラム、資格に関すること等、様々
な質問にオープンキャンパススタッフや産業社会学部事務
室の職員がお答えしました。

<個別相談会場の様子>

産業社会学部は、「社会学部」という名の通り、社会全般
について幅広く学べ、他専攻の授業を受けられるダブルメ
ジャー制度等も充実しています。つまり、みなさんの興味
や関心に応じて専攻の枠にとらわれず、自らの学びを自由
にデザインすることが出来るのです。自分の行動、意識し
だいできっと充実した大学生活を送れることでしょう。

みなさんの入学を産業社会学部教職員一同お待ちしています!

<産業社会学部基本棟 以学館>


文責:産業社会学部事務室

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