産業社会学部の新入生を紹介します~Vol.1~

Posted on 2014.05.02

新年度に入り、早くも一ヶ月が経過しました。授業もスタート
し、新たな大学生活が始まった今、新入生がどのような気持ち
で毎日を過ごしているのか、また、どのような分野に興味を持
って学びを進めているのか取材しました。
今回より5回に渡り、新入生紹介を掲載していきます。第1回目
は人間福祉専攻の中野早紀さんです。

<人間福祉専攻 中野早紀さん>


Q.なぜ立命館大学(産業社会学部)を志望したのですか?
A.私には将来社会福祉士として働きたいという夢があります。
産業社会学部人間福祉専攻では社会福祉国家試験の受験資格を
手に入れることができるため、選択しました。また、なぜ立命
館大学なのかというと、オープンキャンパスに足を運んだ際に
伺った、立命館大学産業社会学部が掲げる「アクティブラーニ
ング」に興味を持ったからです。実社会に触れ、ボランティア
等を通して将来に役立つ知識を深めたいと思いました。


Q.興味関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.児童福祉や障害者福祉に興味があります。高校3年生の
とき、発達障害の子どもが通う幼稚園にボランティアに行き、
そこに通う子どもたちと関わる中でこの子たちの力になれるこ
とはないか考えるようになりました。2回生からの専門科目で
は児童や障害者と関連づいた講義を進んで受講したいです。


Q.基礎演習(小集団クラス)ではどのような活動をしていますか?
A.今はグループに分かれてプレゼンテーションの準備をして
います。まだテーマは模索中ですが、私たちのグループは、出
生前に障害があることがわかった場合、出産率はどう変化する
か等の「出生前診断」について研究をしようと思っています。


Q.産業社会学部ってこんな学部!
A.産業社会学部は明るくて元気な学生が多い印象です。
クラス内の雰囲気も良く、地方から出てきた私にとって、クラス
の仲間たちは非常に心強い存在です。また枠に捉われることなく
多様な学びが出来ることも産業社会学部の特徴だと思います。


Q.課外活動(サークル、ボランティア等)はしていますか?
A.ボランティアサークルに入りたいと考えています。数多く
あるボランティアサークルの中でも、発達障害の子どもたちと
遊ぶサークルに入る予定です。このサークルでの経験を将来に
活かすことが出来ればと思っています。


Q.母校の後輩に一言メッセージをお願いします!
A.一人で京都に行くことが不安だと思う人も多いと思います。
私もその一人でしたが、産業社会学部ならその不安もすぐに解
消されると思います。産業社会学部は人数も多く色んな学生が
集まっているので、友だちもたくさん出来て、きっと充実した
楽しい大学生活を送ることができるはずです!

FD懇談会小企画~産社の学びとは?~

Posted on 2014.04.25

去る3月11日(火)、以学館 Student Labにて「FD懇談会
小企画~産社の学びとは?~」が開催されました。議題
は「産社の学びのゴールとは何か」。産業社会学部生に
とっての学びのゴールとは何であるかを探るために、
「卒業論文の必修化」を軸に、本学部の2013年度の1~4
回生16名と、教職員12名による議論が交わされました。

このFD企画は、産業社会学部自治会が主体となり、
D-PLUSと事務室が協力して本企画は開催されました。
現在は卒業論文の執筆が必修ではない産業社会学部。
今後の必修化が検討される中、学部の学びのゴールは
卒業論文なのか、それとも卒業論文以外の学びのゴー
ルが他にあるのだろうか、教員の方々と学生とがこれ
らのことを考えていくために各々が意見を出し合い最
終的には予定していた時間を超える大変内容の濃い企
画となりました。

当日は、自治会の辻田さんの司会進行のもと、手始めに、
4回生への質問として「卒論を書くことで身に付いた力
は何か。」と投げかけられました。すると、「大学での
学びは、問題設定から結果、考察までをすべて一人で行
った為、これまでの大学生活で学んださまざまな力を総
合的に使う力が身についた。」「意見の根拠を示して論
じる力が身についた。」など各4回生からそれぞれの経
験が語られました。

次に、先生方に対して「学生にどのように学んでほしい
か。」という質問がなされると、「課題を見つけていく
とことが大事なのは社会に出てからも同じ。課題の発見
から検証したものを文章にするという作業を通して、社
会に出てからも『自分ごと』として使えるようになって
もらいたい。」「学びの主体が立ち上がるということが
卒論では一番大事だろうと思う。卒論に取り組むことで、
本人が「これは面白い!」と思って取り組めるようなそ
の人にとってのブレイクスルーが起こればいいと思う。」
といった回答があり、参加した学生はその一言一句に聞
き入っていました。

メインテーマである「卒業論文の必修化」についての議
論では、「必ずしも卒論という形を取る必要はないが、
学びの達成感を得ることは必要だ。」というところに意
見が落ち着き、そこから「産社の学びのモデル」を考え
る必要性が浮かび上がってきました。

議論の終盤には、「卒論を書かない学生に対してどのよ
うなアプローチをしたらよいのか。」ということを巡って、
議論が盛り上がり、次回もこのテーマを引き継いで「産社
での学習支援の在り方」を議論していくことを確認して閉
会となりました。

参加した学生からは、「『課題を発見できない学生が多い
のは、学生が満たされていて、社会で起こっている様々な
問題に対して当事者意識が持てないから。そこに問題の核
心がある。』という自分の考えを先生に直接伝えることが
できて良かった。」などこの企画の継続を望む声が多く寄
せられました。

今回のFD企画では教職員と学生がお互いの本音を出して意
見交流できたことが大きな成果でした。FD企画の醍醐味は、
学生と教職員が学びについてともに考え直して行動するき
っかけとなるところです。より多くの学生が積極的に意見
を出し合うことが学部の学びの充実につながります。その
ためにも、今後は開催時期、開催回数などを調節してより
多くの学生に参加してもらえる企画にしていきたいです。


文責:現代社会専攻2回生 荻野一樹(D-PLUS)

産業社会学部創設50周年記念事業プレ企画 是枝監督作品「そして父になる」ティーチイン上映会を開催しました!

Posted on 2014.04.22

4月19日(土)産業社会学部創設50周年記念事業プレ企画
是枝裕和客員教授監督作品「そして父になる」のティー
チイン上映会が開催されました。

当日は、会場の衣笠キャンパス・以学館1号ホールが満席
となる盛況ぶりで、4/23のDVD発売が間近に迫った「そし
て父になる」の上映を行ったのち、是枝裕和監督とリリー
・フランキーさんのティーチインが行われました。

ティーチインでは、是枝裕和監督やリリー・フランキー
さんの作品に対する考え方や撮影の裏話をお伺いできた
だけではなく、参加者の方から出された様々な質問に対
して、軽快なテンポでユーモアを交えつつ答えてくださ
るお二人の姿が印象的でした。

最後には、是枝裕和監督に講義をご担当頂いている「映
像論」の昨年度受講生より花束の贈呈があり、非常に盛
況のうちに企画が終了しました。

今後も「SanShaの風景」では、産業社会学部創設50周年
に向けた様々な記念事業を掲載していく予定です!

2014年度 産業社会学部 新入生オリエンテーション

Posted on 2014.04.07

新入生を迎え、4月1日より新入生オリエンテーションが
開始しました。
産業社会学部には900人を超える新入生が入学し、学び
舎である以学館は一気に活気付きました。


4月1日から5日までのオリエンテーションでは、
「新入生歓迎式」を皮切りに「学生生活ガイダンス」
「産業社会学部での学び」「受講登録」「国際化プロ
グラム紹介」「クラス懇談会」など様々なガイダンス
が実施されました。
産業社会学部の教員や事務室の職員からこれから大学
で学ぶにあたり必要となる知識や心得を説明され、
新入生は不安そうにしながらも、これからの大学生活
への期待に満ち溢れた様子でした。




オリエンテーションも終わり、いよいよ大学生活の
スタートです。

これからの4年間で様々なことを吸収し、充実した大学
生活を送ってください。
そして、産業社会学部でしか学べないこと、経験でき
ないことにぜひチャレンジしてみてください。



新入生のみなさん、ようこそ立命館大学産業社会学部へ!

2013年度 漆原ゼミ卒業研究発表会を開催しました

Posted on 2014.02.20

スポーツ社会専攻漆原ゼミでは、例年2月上旬に卒業
研究発表会を開催しています。本年度も、去る2月1日
に、衣笠キャンパス以学館にて開催されました。会場
には、ゼミの3、4回生の他に、ゼミの卒業生や学部教
員、院生学部1、2回生、ご父兄など学内外の関係者40
名以上が集まって下さいました。

発表会では、4期生にあたる4回生6名による卒業研究
成果の発表と3回生5名による卒業研究計画の発表に加
え、ゼミ出身の大学院生による発表も行われました。
3回生による卒業研究計画発表では、自身が関心を持つ
現代社会の問題の説明から、どのような研究を進めて
いくのか、具体的な方法を含めて発表が行われ、より
計画を具体化、充実化するために、するどい指摘、質
問がなされ、有意義な議論が行われました。
続いて、卒業研究発表では、4回生が2年間のゼミ活
動を通じて積み重ねてきた成果が発表されました。
褒めることと運動学習効果の関係や姿勢制御時の体性
感覚情報処理、女性の摂食行動、庭園の観察を通した
異文化理解の仕組みなど、例年同様多様なテーマが発
表されましたが、それぞれに現代社会の諸問題に根差
した課題設定を行い、実際の調査、実験によって検証
した成果が紹介されました。発表後は、多くの質問や
意見が出され、幅広い議論が行われました。



発表会終了後は、歴代の卒業生も参加して送別会兼
同窓会が行われ、同じ世代同士ではもちろんですが、
世代を超えた交流が行われ、大いに盛り上がりました
(校友会HPにも紹介される予定です)。
産業社会学部で学んだ学生たちがゼミという場を通し
てつながり、年々そのつながりが大きく、多様になっ
ていくことが、今後も楽しみです。



文責:スポーツ社会専攻 漆原 良 准教授

このページの上部へ