新入生の様子を紹介します~最終回~

Posted on 2012.08.03

6月から5回にわたり掲載してきた新入生紹介も今回が
最終回となりました。
最終回は現代社会専攻の豊田恭平くんです。

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<現代社会専攻1回生 豊田 恭平くん>

 

Q.なぜ立命館大学を志望したのですか?
A.立命館大学産業社会学部は、学びの領域も広く、社会全般
について幅広く学習できるので、学生のあいだに多くのことを
培えると思い志望しました。また、国際色豊かな学びができる
ことも私にとって魅力のひとつです。


Q.興味関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.グローバル化が叫ばれている現在、グローバリゼーション
についてこれから深く学び考えていきたいと思っています。
私は、英語が非常に好きなので、さらなるスキルアップを図る
ため、2回生時には副専攻で英語を履修したいと考えています。


Q.課外活動(サークル、ボランティア等)は何かしていますか?
A.サークル「模擬国連京都研究会」に所属しています。模擬
国連京都研究会は特定の議題について実際の国連と同じように
各々が一国の大使になりきって議論、交渉をし、国際問題への
理解や交渉術の深化を図るサークルです。何が自国の利益、
不利益となるのかを考え会議で行動していく中で国際問題に
関する各国の視点が見えてきてとても勉強になります。内容は
少しハードですが確実に自身の成長に繋がっていると思います。
前期会議では死刑制度を議題に二ヶ月間議論、交渉を行いました。


Q.基礎演習(小集団クラス)ではどんな事をしていますか?
A.グループに分かれ、各々興味のあるテーマに沿ってプレゼン
テーションを行っています。基礎演習の担当教員である吉田先生が
就職や雇用を専門テーマにされていることから、クラスでは早くも
就職について考える場面が多く見られます。実際私たちのグループ
も「海外就職について」というテーマに基づいて発表を行います。


Q.産業社会学部で今後チャレンジしたいことは何ですか?
A.2回生時に英語副専攻および国際教育履修モデル「グローバル
フォーカス」にチャレンジしたいと思っています。そしてグロー
バル化が進む社会で順応できるような人間になりたいです。
また、いずれは海外留学にも挑戦し、視野を様々な方向に向けられ
たらと思います。


Q.産業社会学部ってこんな学部
A.産業社会学部は人数が多い分、良い出会いが本当に多いと
感じています。周りには、明確な目標を持っている学生も多く
そのことが自身の刺激にもなっています。多くの価値観に触れれば
触れるほどオープンな人間になれ、そういった意味で産業社会学部
での日々が自身の人格形成に良い影響を与えていると思います。

 

新入生紹介は6回にわたって掲載してきました。
みなさん、それぞれの思いを抱いて立命館大学に入学し、
意欲的に大学生活を過ごしている印象を持ちました。
これからの4年間で様々なことを吸収し、充実した大学生活に
なるよう応援しています。

インタビューにご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

 

岩城 浩幸 主席解説委員が「パブリックアクセス論」で講義を行いました!

Posted on 2012.07.30

2012年度開講の「パブリックアクセス論」(金山勉教授担当)
のゲストレクチャラーとして東京放送・TBSテレビの岩城浩幸
主席解説委員が招聘され、「"停波"の危機で見えたこと―
東日本大震災報道を通じて―」と題した講義が行われました。

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<岩城浩幸 主席解説委員>

 

TBSテレビは、全国の民間系列局が協力して世の中の出来事を
伝える「ニュース協定」をもとに構成されたJNN(ジャパン・
ニュース・ネットワーク)の中心であり、東日本大震災の発生
から今日までの状況をもっとも俯瞰的にみることができる存在
であり、また将来に備えた緊急・災害時報道のあるべき姿を
日々考えています。

今年度の「パブリックアクセス論」では、「東日本大震災発生
後、地域や人々に密接に関係する情報がどれだけきめ細かく
伝えられたのか」、という情報の送り手としてのメディアに
向けられた課題を折に触れて取り上げてきました。

市民による地域密着の情報発信こそ、ポスト3・11の現代
社会において重要であり、この役割は、「多くの人々を対象
とする一般の放送局、いわゆるマス・メディアには期待でき
ない。むしろ、コミュニティに根ざすコミュニティメディア
(コミュニティFM局が中心)にこそ解決の方途がある」との
声が多くあがる中、岩城 主席解説委員は、東京キー局を
中心に、全国的に放送を展開する民間放送ネットワークだから
こそ担える役割があるはず、との視点から講義を行いました。

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「放送局は公共的な使命を担っており、一刻たりとも放送電波
が送れなくなること、いわゆる"停波"があってはならない」
「震災後、電力供給の危機にさらされる中、放送を続けるため
に自家発電機を稼動させるための燃料を必死で工面しながら
放送を続けた」「東日本大震災の被災現場の渦中にいた、ある
記者は、自分の故郷が津波に飲み込まれてゆくのを目のあたり
にしながら、ただその光景を記録し続けたが、そのやるせなさ
がいかばかりだったか」「現在のテレビ放送は24時間という
限られた時間の中でしか何かを伝えることができないが、
それを超えるにはどうすればよいか」

マス・メディアとしてのテレビ局が、東日本大震災で直面した
課題を正面から受け止め、もっと視聴者に身近でありたいと願う
、強い思いがこもった講義が展開されました。

一方、これを受け止めた受講生たちは、大震災に際し、テレビ
放送が果たした役割への一面的な評価でしかその役割を考えて
いなかったことに気付かされました。講義を通じてマス・メデ
ィアからコミュニティメディアに至るまで、幅広くメディアが
連携してゆくことが大切だとの考えを持つようになったようです。

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JNNでは、岩城主席解説委員を中心に、テレビが震災報道において
24時間という固定した放送の枠組みを超える第一歩の試みとして
『3.11大震災 記者たちの眼差し』を震災後1年の節目の日に
あわせて刊行しました。歴史の証言者として震災報道にかかわっ
た放送ジャーナリストの記録を「時間枠」にとらわれることなく
世の中に提示したものであり、東日本大震災の各種プロジェクト
に取り組んでいる産業社会学部でも大いに参考とし、また議論の
材料としたい取り組みです。 

                                                                      文責:BEN

 

 

新入生の様子を紹介します!~part5~

Posted on 2012.07.27

前回に引き続き新入生の様子をお届けします。
第5回目はスポーツ社会専攻の渡邊雅志くんです。

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<スポーツ社会専攻1回生 渡邊 雅志くん>

 

Q.なぜ立命館大学を志望したのですか?
A.元々スポーツが好きで、スポーツに携わることを大学では
学びたいと思っていました。産業社会学部のスポーツ社会専攻
ではスポーツに関することを幅広く学べ、深く追求できると
思い志望しました。


Q.興味関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.語学に興味があります。特に今履修しているスペイン語は
非常に興味深いので、スキルアップを目指して頑張りたいです。
また2回生からは、スポーツマネジメントや経営に関すること
など専門科目を中心に学習したいと思っています。


Q.課外活動(サークル、ボランティア等)は何かしていますか?
A.スポーツ団体(Fey)を大学に入ってすぐに立ち上げました。
立命館大学のみならず他大学からも人を集め、様々なスポーツ
イベントを開催しています。交流を図る中で、繋がりをさらに
増やし、学術面以外においても充実した大学生活を送れるよう、
企画・運営など頑張っていきたいと思います。


Q.基礎演習(小集団クラス)ではどんな事をしていますか?
     雰囲気はどうですか?
A.今はグループに分かれプレゼンテーションの準備を進めて
います。私たちのグループは「日本にカジノができたらどう
なるか。」というテーマに基づき発表を行います。カジノを
参加型のスポーツとして捉え、カジノとスポーツの関連性に
ついて追求しています。スポーツ以外のことからもスポーツ
を学びたいと思いこのテーマに決めました。


Q.産業社会学部で今後チャレンジしたいことは何ですか?
A.大学生のあいだにしか出来ないことを身を持って経験したい
と思います。例えば、一人で海外へ行き、色々な世界を見て回り
たいです。そして、現地の人たちとの交流を通して様々なことを
吸収し、自分自身の視野を広げたいと思います。また、立ち上げ
たばかりのスポーツ団体をもっと大きくすることもチャレンジ
したいことのひとつです。


Q.産業社会学部ってこんな学部
A.産社にはアクティブな学生がとにかく多いと感じます。また
自ら企画する力やそれを実行できる行動力のある学生も多い学部
だと思います。さらに、プレゼンテーションなどを通して感じる
のが、ひとりひとりのコミュニケーション能力の高さです。


Q.母校の後輩、先生に一言メッセージをお願いします!
A.産社は人数も多く学びの領域も広いので、必ず自分自身の
視野を広げることができると思います。また高校時代には味わう
ことのできなかった貴重な体験を通して、スケールの違いを感じ
取ってください!

 

 

Try Use Your Imagination!~人形劇と想像力と子どもたち、そして大人たち~(子ども社会専攻)

Posted on 2012.07.24

7月4日(水)2限目の「子どもと社会」(担当:中山一樹先生)
では、「人形劇団京芸」の清水正年さんをゲストスピーカーと
してお迎えし、特別講義『Try Use Your Imagination!~人形劇と
想像力と子どもたち、そして大人たち~』が開かれました。
子ども社会専攻の専門コア科目(1回生配当)である「子どもと
社会」では、「子どもの世界立ち上げの姿を知ると同時に、受講生
が、みずからの世界を、子どもから現在にいたる遍歴に重ねて理解
する」ことが、課題の一つとされています。今回の特別講義は、
長年にわたって人形劇という子ども文化形成の運動に取り組んで
来られたプロの方の話を聞くことで、子どもの現実と文化のあり方
を考える機会として企画されたものです。

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清水さんが動かす人形は、まるで生きているかのように表情豊かで、
受講生はみるみるうちに釘付けになりました。
清水さんは、「人形を動かすのも人間、観るのも人間」「ただの
物体である人形に『命』を感じることができるのは、演じ手と受け
手の想像力」「空気感、実在感を感じる中で、お互いの想像力が働き
、共鳴することで、共感的空間が生まれる。」といった点について、
わかりやすく話されました。
また、講義では、途中、さまざまなタイプの人形が紹介され、学生が
実際に人形に触れ、動かしたり演じたりする機会もあり、時間が経つ
のも忘れるほどでした。

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30年近く人形劇をやってこられた清水さんによれば、「昔に比べ、
人形劇の持つインパクトは薄れているかもしれない。しかし、実際に
目の前で動いているということへの『くいつき』はまだまだ残って
いる」とのこと。テレビやゲームが普及した現代だからこそ、人の
息遣いが感じられる人形劇は子どもたちの目に魅力的に映るようです。
講義後、受講生からは、「プロの方が動かすと本当に生きているよう
に思えた。」「人形劇にこれだけ人を惹き付ける力があることに
驚いた。」「『子ども向け』だと思っていたが、大学生の私でも夢中
になりそうで、その秘密をもっと深く知りたいと思った。」などと
いう感想が聞かれました。

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講義の最後には、9月29日に開催が予定されている「子どもの広場
2012」の実行委員会からアピールがありました。今回の特別講義は、
受講生にとって、今後のアクティブラーニングにつながる貴重な機会
になったに違いありません。
なお、受講者は、総勢約100名でした。


*******「子どもの広場2012」について*******
「子どもの広場2012 」は、子ども社会専攻企画として9月29日(土)
に開催されます。第1部の学生企画では学生が様々なブースを設置し、
子どもたちと交流します。
第2部では人形劇団京芸による「漫才の星になるんや」が上演され
ます。
現在、実行委員および学生企画を募集中です!!
企画に関する質問は、kodomo.ritsumei@facebook.comまで。
子ども社会専攻企画「子どもの広場2012」実行委員会

 

 


 

2012年度 西園寺育英奨学金授与式

Posted on 2012.07.20

立命館大学では2000年度から学生が主体的に学び、成長する
ことを目的に、正課における成績優秀者に奨学金を支給する
「西園寺育英奨学金」制度を設けています。
産業社会学部からは今年54名が2012年度の奨学生として選ばれ
、7月4日に開催された西園寺育英奨学金給付証書授与式に出席
しました。
以学館1号ホールで行われた全体式では、見上副総長からの
祝辞の後、産業社会学部を代表して子ども社会専攻4回生の
岡山黎子さんが証書を受け取り、代表謝辞を行いました。

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岡山さんからは、中学生の頃に感じた教育格差や生活保障
問題等への関心を、産社の学びおよび教育実習を通して深め、
卒業論文では「子どもと社会福祉・教育の課題」をテーマに
取り上げたいという思いが語られました。
全体式終了後には産業社会学部での証書授与式が行われ、
有賀学部長からの祝辞の後、奨学生一人一人に証書が手渡さ
れました。

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ここでは、人間福祉専攻3回生の最相寛一さんが代表謝辞
を述べてくれました。最相さんは、「研究」が楽しみであり、
素朴に疑問に思ったことの意味や論理を検討し、自身の主張を
論文にまとめるというプロセスから実感できる喜びを語って
くれました。そんな最相さんの謝辞を、有賀学部長も深く頷い
て聞いておられたのが印象的でした。

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最後に記念撮影をおこない、和やかな雰囲気の中、本年度の
授与式は終了しました。

 

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<二回生写真>

 

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<三回生写真>

 

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<四回生写真>

 

 

 

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