2010年度後期「京都市しあわせ(ハピネス)政策論」

Posted on 2011.01.31

立命館大学が京都市との間で開講した「社会連携講座」、
2010年度後期の「京都市しあわせ(ハピネス)政策論」では、
1月14日の最終クラスで、学生の視点から考えた京都市への
政策提言について受講者全員が発表しました。

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2010年度の「京都市しあわせ(ハピネス)政策論」(金山勉教授担当)では、
毎週、京都市から講師を招き、京都市の財政、広報、まちづくり、
市民参加、環境、福祉、文化・スポーツ、子供と教育、伝統産業、
京都市のバス・地下鉄など、幅広いテーマで
京都市の「今」にかかわる政策を学びました。 

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毎週、市行政の一線に立っている政策担当者からの講義を受けながら、
受講生たちは京都市行政に対する自分なりの興味関心を絞り込みました。
その上で京都市で学ぶ自分と結び付けて考え、
学生目線で市行政に向けた行政アドバイスプランを提案したものです。

最終発表の会場となった以学館ではポスターセッションが行われ、
およそ40人が後期を通じて大切にあたためてきた
世界でひとつの「京都市しあわせ政策提言」を掲示。
「高齢者専用の市バス設置」
「緑で変えるライフスタイル~空間をデザインする」
「スポーツ共汗政策」「伝統産業にお触れやす」など
ユニークなタイトルの提言が並びました。 


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提言者は、ポスターの前に待機し、
それぞれのアイデアに対する説明・質疑応答にあたっていました。
受講者が専門とする学びのフィールドや感性が反映された提言プランに対し、
「自分では考えつかないようなプランに接することができ刺激を受けた」
との声が多数聞かれました。


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受講者からは、
「京都市の政策と自分の関係性をさらに深く感じるようになった」
「政策をよりよくするのは行政だけでなく、私たち住民なのだと思う。
さまざまな政策にふれることができとても充実したものとなった」
などのコメントが寄せられました。


なお、京都市しあわせ(ハピネス)政策論で優れた提言プラン四つが選ばれ、
2011年2月4日(金曜日)、京都市庁において
それぞれの提言に直接関係する政策実務担当者を前に
プレゼンテーションが行われる予定です。

                                 posted by "Ben"

2010年度 デジタル工房学生スタッフ「D-PLUS」が授業をサポート!

Posted on 2011.01.28

~デジタル工房学生スタッフ「D-PLUS」からの投稿~

*D-PLUSとは、以学館デジタル工房及びPCラウンジに勤務する学生スタッフの呼称で、
PCラウンジの管理運営のほか、デジタル工房の施設やデジタル機器を活用した
デジタルコンテンツの制作や利用者からの相談へのサポートを行なっている。


 

デジタル工房学生スタッフ「D‐PLUS」が授業をサポート!

こんにちは。デジタル工房スタッフ「D-PLUS」です。
今回は、私たちD-PLUSが2010年11月29日(月)に
キャリア形成特殊講義「キャリア探偵団」の授業において
行った映像編集講習会について紹介します。
「キャリア探偵団」の授業では、班ごとにさまざまな企業へOB・OGインタビューに出向き、
ビデオカメラで撮影した映像を自分たちで編集して発表を行います。
私たちは、今回、その編集作業をサポートする一環として講習会を行いました。

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真ん中の机の脇に立っているのが実演指導役の2回生の山谷美智留さん(現代社会専攻)です。
今回はAdobe Premiere Elements4.0というソフトを使いました。
事前に撮影したサンプル映像をスクリーンに映して、受講生と一緒に編集しながら進めていきます。
受講生に配布したレジュメも山谷さんが作成しました。
ほかに、途中で操作につまずいた受講生を個別にサポートするサブ講師役として、
D-PLUSから2人のスタッフも参加しました。(写真右が筆者)

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受講生の皆さんからは、「説明がわかりやすかった」「普段は使わない機能が学べてよかった」
「レジュメがわかりやすかった」などの感想をいただきました。
D-PLUSの力を役立てることができてよかったです。

 

<講師役の山谷さんの感想>
 今回のようなAdobe Premiereの講習というのは私たちD-PLUSにとって初めての試みでした。
資料作成など苦労もしましたが、サポートする難しさと楽しさを知り、私自身とても勉強になりました。
この経験を生かして、また講習などの機会にD-PLUSの力を発揮できたらいいなと思いました。


今回の講習で使用したマニュアルは、デジタル工房で配布、または、
Webサイト【d-portal】からダウンロードできます。
初めて映像編集する人向けに必要な操作がカラーでわかりやすく説明されています。
映像編集に興味がある人は是非チェックしてみてください。

 

デジタル工房Webサイト【d-portal】はコチラ→ http://sansha.info/

                             

 メディア社会専攻1回生 D-PLUS 林珠恵

 

 


 

2010年度 定年退職記念講義

Posted on 2011.01.21

先日、2011年3月で定年退職を迎えられる、
4名の教授の退職記念講義を開催いたしました。

学生の参加はもちろんのこと、
例年になく寒さが厳しく、天候も悪い中、
お世話になった懐かしい恩師に一目会おうと
たくさんの卒業生の方がおこしになりました。
また、授業の合間をぬって教員の方々も多数参加され
どの講義も盛況のうちに終わりました。
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 記念講義ということで先生方のライフワークをテーマに
あるいは通常授業の1コマとして開催され
普段の授業と少し雰囲気が違いましたが
先生方の熱意あふれる講義に、会場内は
これが最後ということを惜しむ思いでいっぱいでした。
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どの講義も終了後、花束・祝電の贈呈が行われ
盛大な拍手のうちに終了いたしました。
先生方の目にはうっすらと涙が見られる場面も・・・

ある講義で
「私はまだまだ完成してないので
 これで終わりではなく、これからです。」
と、お話しされていたお姿がとても印象的でした。

先生方におかれましては
長年の教育、研究、本当にお疲れ様でございました。
授業だけでなく大学、学部運営におかれましても
大変お世話になりましたこと、
ここに改めてお礼を申し上げます。
これからもまだまだお世話になりますが
末永く産社を見守っていただきますよう、
そしてますますお元気で、これまでにも増して充実した
第二の人生を送られますよう、心よりお祈りしたします。                            
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(開催日程順)
◆篠 田 武 司 教授
【 開催日 】  2011年 1月 11日 (火)/2時限
【 テーマ 】  「選択可能な社会と経済学」
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◆金 井 淳 二  教授
【 開催日 】  2011年 1月 12日 (水)/2時限
【 テーマ 】  「スポーツの生活化と生活のスポーツ化」
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◆草 深 直 臣 教授
【 開催日 】  2011年 1月 13日 (木)/2時限
【 テーマ 】  「スポーツの正義と創造」
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◆深 澤 敦 教授
【 開催日 】  2011年 1月 17日 (月)/2時限
【 テーマ 】  「国際社会政策と日本」

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卒業記念パーティー2010"チケット発売開始"

Posted on 2011.01.13

今年度も3月22日に産社「卒業記念パーティー」が
ホテルグランヴィアにて開催されます。
昨年、学生有志の実行委員会が設立され
当日に向けちゃくちゃくと準備を進めてきました。

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そして先日、チケット発売が開始されました。
4回生はまだまだ先の話と思われているのか、
今のところチケットの販売数はわずかですが
「SanShaの風景」では
当日準備に向けての委員会の活動を
随時ご報告していきます。

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日 付 :2011年3月22日(火)
時 間 :17:30 受付 18:30 開会(21:30終了予定)
場 所 :ホテルグランヴィア京都 源氏の間(JR京都駅烏丸口東側)
形 式 :立 食
チケット:前売/4000円 当日/5000円
販売日 :販売時間は日によって異なります。ご注意下さい。
     【第1回】卒業論文提出日
          1月11日(火)・12日(水)/16:00~17:30 
     【第2回】テスト期間
          1月24日(月)・25日(火)・26日(水)
                                /12:00~13:30、16:00~17:00
     【第3回】卒業合否発表日
          3月9日(水)/ 終 日
販売場所:以学館1階ピロティ チケット販売ブース
問い合せ:sotupa2010@gmail.com
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是枝裕和客員教授 特別講義(第3回)

Posted on 2011.01.12

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12月23日(木)是枝裕和客員教授による特別講義
「対論:是枝裕和監督と4人のクリエーター~表現の可能性を求めて~」
第3回目が開催されました。この企画もいよいよ最終回です。
祝日にもかかわらず、多くの参加者がありました。

 

今回はゲストにアートディレクター・コミュニケーションディレクターの
森本千絵氏をお招きし、今を生きる表現者のあり方について
是枝監督と対談していただきました。
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森本千絵氏は
Mr.children、ゆずをはじめとする
ミュージシャンのアートワークやPV演出、
CM制作や大河ドラマ「江」のポスター制作など
幅広く活躍されている方です。

対談中、森本氏の手がけた作品を上映していただきましたが、
色使いなどの美術性、空間の使い方・・・
独創的なものばかりで驚かされました。

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生活の中に自然とすっと寄り添う作品から、
豊かな色彩でファンタジーな世界を作り出している作品まで
愛情あふれるものばかりで
会場に集まった参加者たちも森本氏の世界観に引き込まれました。

森本氏は
「自分だったらこんな空間で、ここちよく生きていきたい」
「自分が歌っているならば、こんなCDジャケットがいい」
と「自分だったら」を考えて制作に望むといいます。

アイデアをうみだすきっかけとして
「紙にできてしまったシミ一つでもネガティブに捉えるのではなく
 ポジティブに捉えシミを生かした表現方法を考える。」
何事もポジティブに捉え、そのものの可能性を見出すことで
新たな発見があり、創造の世界が広がっていくのだそうです。

また、「ひとと関わる作品を制作する時は、
 私の体の内側から熱く湧き出てくるものを表現したい。
 だから制作中は自分が作品に入り込んで夢中になっています。」
と制作の思いを語られました。

アートディレクターという仕事は
商業的でもあり、夢を売る仕事でもあるので
「売り上げをあげたい」「新しいイメージをうえつけたい」など
クライアント(依頼主)の要望と、表現とのバランスが難しいと
語られました。

是枝監督は、
「森本さんの作品からは『売れないといけない』よりも『自分らしさ』が出ている。
 媒体が変わっても対象が変わっても森本さんらしさがあふれ出ている。」
とおっしゃられていました。

今、「作家性」や「表現」を成立させるのが
困難な時代にも関わらず軽やかに、そして
楽しそうに仕事をされている森本さんの姿、言葉に
感銘をうけました。
また「ひと」と「縁」をとても大切にしておられるように感じました。

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「今を壊すかもしれない不安がたとえあったとしても
 やってみれば大丈夫だなって思える。」
という是枝監督の言葉には森本氏も深く頷いておられ
「変わることを恐れない、だから何事もおもいっきり楽しんでいます」
と参加者たちに力強いメッセージを残しておられました。

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 講義終了後。
お二人は学生との写真撮影や
サイン、さまざまな質問に
応えて下さっていました。

 

 

 

 

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