~ドキドキからワクワクヘ 気持ちを新たに~ 実習懇談会

Posted on 2016.06.20

社会福祉施設での現場実習を直前に控えた社会福祉士
課程3回生は、“現場の職員や利用者と上手くコミュ
ニケーションが出来るかな”などと期待や不安・・
様々な思いを胸に抱きながら過ごしています。
学生たちの不安を吹っ飛ばし、充実した実習へと繋げ
ることが出来るように、6月10日(金)、「実習懇談
会」が開催され、今夏、実際にお世話になる実習先施
設の各分野から実習指導者をお招きしました。実習や
福祉職場の仕事に関することについて、実習指導者の
方々と学生がとことん語り合いました。



第一部はシンポジウム。
現場が実習生に求めることは何なのか。福祉現場で働
く魅力は何なのか。児童分野、障害者分野、高齢者分
野、地域分野、各実習指導者の皆さんが、福祉現場の
現状と課題を織り交ぜながら話してくださいました。



「福祉の仕事とは、想像と創造。」
「他者の人生を体感し共に寄り添うことが出来る仕事
である。」
「自分のことが分からなければ、他者を支援すること
は出来ない。常に自分と対話し、自分を理解していく
中で他者への支援を深めていくことが出来る。」
「“気づかされた”ではなく、自分から“気づく”
“気づきにいく”ことが大切である。」
実習指導者からの、一言ひとことは学生達にとって
心を打つ言葉でした。



第二部は分科会。
実習先の分野ごとに分かれ、実習指導者に直接、今
もっている疑問や不安について話し、実習指導者から
は適切なアドバイスがありました。





充実した時間はあっという間に過ぎ、実習懇談会は
終了しました。
学生は改めて、福祉の仕事に魅力を感じ、実習は単
に対人援助の知識や技術を学ぶ場ではなく、一人の
人間として自分を見つめ直し成長することが出来る
場でもあることに気づいたようです。また、この懇
談会をきっかけに、「他者との関わりを通して自分
を見つめ直し自信をつけたい。」「失敗を恐れず主
体性や自主性をもって積極的な気持ちで挑みたい。」
などと決意を新たにする学生の表情は、より一層輝
いて見えました。


文責 社会福祉実習指導室

産業社会学部の新入生を紹介します~Vol.5~

Posted on 2016.06.09

新年度に入り早くも二ヶ月が経過しました。
前回に続き、産業社会学部に入学した新入生へのイン
タビューを掲載します。
最終回の今回は、現代社会専攻の田島 詩織さんです。


<現代社会専攻 田島 詩織さん>

Q.なぜ立命館大学、産業社会学部を志望したのですか?
A.高校生のとき、新聞の記事で自分の地元(静岡県)の
人口減少数が、全国ワースト2位であることを知りまし
た。地元のために何かできることをしたいと感じ、大学
では「社会」について幅広く学びたいと思いました。
その中で、社会に関連したことを「何でもできる」学部
・学科や、産業社会学部という珍しい名前に惹かれて志
望しました。


Q.関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.やはり「どうすれば地域が活性化するのか」は一番の
関心事です。それだけでなく、基礎演習(小集団科目)
でグローバリゼーションを学んだことで、地球全体の問
題にも興味を持つようになりました。地域と世界が互い
に影響を及ぼしあって何が起こるのか、深く知りたいと
思っています。
また、授業でパソコンを用いて課題や発表を行う機会が
増えたので、パソコンの技術も磨いていきたいと感じて
います。


Q.今後産業社会学部でチャレンジしたい事は?
A.在学中にボランティアに行ってみたいです。ボランティ
アは、高校の部活動でボランティア演奏の経験があり、
そのとき皆さんの笑顔が見られたことが嬉しかったので、
元々興味を持っていました。国内外問わず、様々な場所
へ行きたいと思っています。
また、現代社会に関する本をもっと読んでみたいです。
社会の問題は、答えがひとつではないので、知識を得て
問題を深く考えられるようになりたいと思います。


Q.産業社会学部ってこんな学部!
A.学生はみんな個性的でアクティブです。友達の友達と
友達になったり、専攻間の垣根が低いので、専攻外の友
達もできます。また、学びの内容についても幅広いので、
何でも学ぶことができます。
また施設面で言うと、産業社会学部の学部棟である以学
館は、教室だけでなくPCラウンジ(パソコン室)や
Student Lab(自習室)、食堂とコンビニも揃っています。
以学館ですべてのことが済んでしまうので、とても便利
です。


Q.高校生へのメッセージをお願いします。
A.大学では、授業や課外活動の一つ一つに主体性が求め
られるので、高校のときから、もっと積極的に、様々な
ことに取り組んでいってください。受験があるので課題
や塾に追われることが多いですが、もっと遊べばよかっ
た・・・というのが本音です。
また、地元から遠い立命館に行きたいと言ったとき、反
対もせずに背中を押してくれた両親(特に志望理由の書
き方、進路の相談は父でした)には感謝しています。
きっと皆さんにも身近で応援してくれている方がいるは
ずなので頑張ってください。

産業社会学部の新入生を紹介します~Vol.4~

Posted on 2016.06.02

新年度に入り早くも二ヶ月が経過しました。
前回に続き、産業社会学部に入学した新入生へのインタ
ビューを掲載します。
第4回目の今回は、スポーツ社会専攻の岩崎 海さんです。


<スポーツ社会専攻 岩崎 海さん>


Q.なぜ立命館大学、産業社会学部を志望したのですか?
A.高校時代に野球部に所属しており、将来的に野球と
関わる仕事をしたいと考えていました。そのとき、プロ
野球のチームを支える球団職員の存在を知り、興味を持
ちました。球団職員を目指すにあたって、大学ではプロ
スポーツのビジネスやマネジメントを学びたいと思い、
スポーツ社会専攻に入学しました。



Q.関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.まずは、「現在のプロスポーツがどのように成り立って
いるのか」といった基本的な仕組みを知りたいと思ってい
ます。
またスポーツ社会だけではなく、他専攻分野との関わり方
についても興味があります。今1番気になっているのは、
スポーツと広告を中心とするメディアのつながりなので、
メディア社会専攻のダブルメジャーも検討しています。



Q.今後産業社会学部でチャレンジしたい事は?
A.まずは、多くの本を読むことにチャレンジしたいです。
専門書を読んでいくことで、ビジネスやマネジメントに関
する知識を深めていきたいと感じています。
また、留学にも行きたいと思っています。産業社会学部に
ある「サンディエゴ研修プログラム」に参加し、スポーツ
大国であるアメリカが、実際に現場で取り組んでいること
を、肌で感じてきたいと考えています。そのためにも、英
語が少し苦手なので、語学の勉強も並行して頑張っていき
たいです。



Q.産業社会学部ってこんな学部!
A.他の学部と比べて、学生の人数も多く、様々な価値観を
持つ人や取り組みを行っている人がいるので、非常ににぎ
やかです。また、専攻ごとに学生のカラーが異なっている
ように感じます。スポーツ社会専攻は、体育会やスポーツ
系のサークルに所属している人が多い印象です。
また大学生活は、高校までと異なることが多いので、毎日
がとても新鮮です。例えば、授業の時間割を自分で決めた
り、授業や課題でパソコンを多く使ったり・・・と最初は戸
惑うことも多かったのですが、今は一つ一つが楽しいです。



Q.高校生へのメッセージをお願いします。
A.高校生はやはり勉強が主になりがちですが、部活に打ち
込んだり、家族との時間を大切にしたり・・・といった高校生
にしかできないことを、楽しんでほしいと思います。
また大学を選択する際、大学の名前で判断するのではなく、
「将来何がやりたいか?」という目的を持った選び方をして
ほしいと思います。

産業社会学部の新入生を紹介します~Vol.3~

Posted on 2016.05.25

前回に続き、産業社会学部に入学した新入生へのインタ
ビューを掲載します。
第3回目の今回は、人間福祉専攻の岡田 萌恵子さんです。


<人間福祉専攻 岡田 萌恵子さん>

Q.なぜ立命館大学、産業社会学部を志望したのですか?
A.母が介護施設で働いており、社会福祉士の勉強をして
いるのを見て、自分も社会福祉士に興味を持って、受験
資格を取れる大学を探していました。将来の夢は福祉系
につきたいという明確な思いではなく、立命館大学産業
社会学部の学際性が私にとって好都合だと思い志望しま
した。



Q.関心のある分野、学んでみたいことは何ですか?
A.先日ジェンダー論という講義の中でセクシャルマイノ
リティーの話になったのですが、自分自身そんな人もい
るんだと驚くと同時に、自分の知らない世界を見ること
ができた喜びがありました。これから生きていく上で色
々な人と接していくことがあると思うので、色々な人が
いるということを知っているのは人を理解する上で絶対
にプラスになると思います。
これからもそういう新しい発見を求めて学んでいきたい
です。



Q.今後産業社会学部でチャレンジしたい事は?
A.上の質問の回答と被ってしまう部分もありますが、と
りあえず社会福祉士の受験資格を取ることと、産社の特
色を活かして色々な分野に触れて将来を考えるきっかけ
にしたいと思っています。
もう一つ大きなチャレンジは体育会のラクロス部に入り
ました。中・高とも部活には入っていましたが、今回初
めての屋外・団体スポーツです。色々な考えを持った人
と同じチームでプレーすることによって得られるものが
あるのではないかと思い、体育会ラクロス部に入りまし
た。まずはレギュラーを目指して努力します。初めての
室外競技なので日焼けだけが心配です。(笑)



Q.産業社会学部ってこんな学部!
A.多様な考え方の人がいると思います。高校ではやらさ
れてやることが多いと思いますが、大学はそうではなく
学生数も多いので、高校よりも自分次第の部分が多いで
す。したがって自由もあって色々な発想が出てきたりす
るのだと思います。その環境を活かせるかどうか自分次
第なので、何事もポジティブに捉えて頑張っていきたい
と思います。



Q.高校生へのメッセージをお願いします。
A.高校時代に自分の価値観で色々と排除してしまわずに
何事にも一生懸命取組んでほしいと思います。自分自身
が受験勉強に必要な科目以外は手を抜いてしまっていて、
今思い返して、高校時代にしかできなかったことかもし
れないと後悔しています。高校生の皆さんにはそうなっ
てほしくないです。
自分が受験勉強でやってよかったと思うことは、言い方
は悪いかもしれませんが、学校の先生や塾の先生を有効
活用することです。ついつい自分から聞きにいくことは
遠慮しがちになってしまいますが、絶対に自分から聞き
にいくべきです。学校の先生も塾の先生も皆さん生徒思
いなので勉強のことも勉強以外のことも親身に相談に
乗ってくれて教えてくれます。
今の自分があるのもそういった先生方や家族・友人の支
えがあってこそなので、皆さんも頼れるときに頼りま
しょう。




社会福祉援助技術演習Ⅲ ゲストスピーカーを迎えて

Posted on 2016.05.20

日 時:2016年5月13日(金) 2限
ゲスト:社会福祉法人 綾部市社会福祉協議会
    あやべ生活サポートセンター相談員(社会福祉士)
    小畑麻衣子氏
テーマ:意思決定が困難な状況にある人の地域生活を支え
    る視点と支援の実際
    ~京都府綾部市社会福祉協議会
     あやべ生活サポートセンターの実践事例から~


人間福祉専攻の社会福祉士資格課程では、福祉現場の方や
当事者の方からさまざまな学びを得ています。今回は、尊
厳ある生き方を求め実践を展開する綾部市社会福祉協議会
の小畑麻衣子氏をお招きし、地域で生活する意思決定が困
難な方が光輝く生活を送るための支援についてお話してい
ただきました。



あつい支援者の思い
小畑さんの語りからは、困難を抱えながら地域で生活して
いる人が、自分の人生を自分で選択することの大切さと、
その選択を尊重し応援しながら支援を展開していく支援者
のあつい思いや輝きを学びました。利用者に寄り添った支
援の中で支援チームがつくられていったという報告から、
支援者が利用者に与える影響はもちろん、「支援を受ける
側が支援者に影響を与えることもあるということが印象的
であった。」という、支援―被支援の関係を超えた実践を
展開していることに感銘を受けた学生もいました。



理想の社会福祉士を目指して
学生には「もし、自分が支援者の立場であったらどのよ
うに対応するか」を考えてもらい、学生の意見を発表し
てもらう時間を設けたことで、支援を展開して行く立場
になって事例を検討することができました。また、小畑
さんの報告を聞きながら、自分がどのような社会福祉士
になりたいかを考えた学生も多く、「社会福祉士は、人
と人との繋がりを作る縁の下の力持ちのような存在だと
感じた。私自身も人と人を繋ぎ、繋がりを広げていくこ
とのできる社会福祉士になりたいと思った。」という感
想があげられました。



今年度の夏に福祉現場実習をひかえた学生たちは、小畑
さんのお話をききながら、これから自分が出会う福祉の
現場を想像し、とてもわくわくしている様子でした。地
域福祉の現状を知ることができたとともに、支援者側の
立場になって考えることのできる非常に有意義な時間と
なりました。



文責:社会福祉実習指導室

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