教員紹介

FACULTY MEMBERS

現代社会専攻

大野 威 教授
OHNO TAKESHI

専攻
現代社会専攻
専門分野
労働社会学、労使関係論、労働経済論
研究者学術情報データベース

研究テーマ

日米英を中心とした働き方の変遷の国際比較、女性役員登用の国際比較、育児と仕事の両立

おすすめ書籍

ギデンズ,『社会学 第5版』, 2009年, 而立書房

イギリスやアメリカの大学で社会学の教科書として広く使われているテキストです。イギリス、アメリカの社会の特徴、問題点がわかりやすく具体的に説明されていて、社会学の入門書として最適です。

学生時代の思い出

いまとは逆に海外に行くと国内より断然物が安く買える円高だったこともあり、バックパックを背負って海外のあちこちを旅行しました。最初は軍事政権末1980年代後半の韓国で、多くの学生とつたない英語でお互いのことを話しました。次は1989年にベルリンの壁が崩壊した直後、東ドイツ、チェコスロバキア(当時)、ハンガリー、ルーマニア、ユーゴスラビア(当時)などを見て回り、自由を求める多くの人に出会いました。こうした経験は、日本を海外の視点から見る現在の研究姿勢につながっています。

現在の学問分野に決めた理由

学生時代はいわゆるバブル時代で、日本は豊かな国になったと多くの人が考えていました。ただ働き方という点についてみると、女性の多くが出産・育児で仕事を辞めていたり、多くの職場で長時間労働がおこなわれていたり、かならずしも豊かとばかり言えない状況があるように思えました。このような問題を深く考えたいと思い労働研究の分野に進みました。
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