教員紹介
FACULTY MEMBERS
子ども社会専攻
大谷 哲弘 教授
OHTANI TETSUHIRO
研究テーマ
高校生の学校生活への適応やキャリア発達、児童生徒の大規模自然災害後のトラウマ反応
おすすめ書籍
高校生のときに読んで“わくわく”した本を紹介させていただきます。読んだ結果、大学生のときにあちこち旅にでたり、カナダで生活をしたりすることにつながりました。
『深夜特急』(沢木耕太郎、新潮文庫)
『12万円で世界を歩く』(下川裕治、朝日文庫)
『竜馬がゆく』(司馬遼太郎, 文春文庫)
『12万円で世界を歩く』(下川裕治、朝日文庫)
『竜馬がゆく』(司馬遼太郎, 文春文庫)
学生時代の思い出
カナダの先住民族の方が住んでいる地域で住居修繕などのボランティア活動をしながら生活をしました。水も電気もない地域で、国、民族、宗教など多様な背景をもつメンバーとの共同生活ではたくさんの学びがありました。また、フィールドの中に入って、その一員として内側から観察するという経験となりました。このことは心理学では「関与しながらの観察」という言葉で表されます。カナダではこの「関与しながらの観察」を行ったことになり、内側にどっぷりつかって巻き込まれるという経験をしました。その後、心理臨床や教育臨床が仕事となり、そこで話題となる「巻き込まれる」という意味について、カナダでの生活があったため深く理解できるようになりました。
現在の学問分野に決めた理由
大学生のときは大学生のときで、高校の教員のときは教員のときで、その時その場所で目の前にあることに取り組み続けた結果、自動的にこの領域(学校臨床心理学)にたどり着きました。多くの人は好きなこと、興味のあることを仕事にすることが大切だと考えていると思いますが、実際はそうではありませんでした。