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臨床心理ゼミ

今日の様々な社会的課題についても教員相互、院生相互の研究交流を通して、自らの心理臨床実践の専門性をいかに活かせるか考えながら問題意識を深めていく場として位置づけています。

各担当者の専門性を活かして研究

さまざまな心理的な困難・障害問題に対するアセスメントや個人的・集団的支援・援助の実際に触れながら、臨床心理学の基本問題、技法、事例などについて、各担当者の専門性(病院臨床、教育臨床、文化・社会臨床など)を活かして研究します。

教員紹介

クラスター推薦図書

  臨床心理学を学び、実践をするには、現代社会に存在するさまざまな心理的問題について、幅広く、かつ深く理解することが求められます。生きた人間の援助はマニュアル的な対応ですむものではなく、刻々と変化する局面に柔軟に対処できる力が必要です。自分自身と向き合う作業を抜きにして、他者を適切に援助できることはありません。基礎的知識あるいは既存の知識を身につけることはもちろん必要ですが、それにとどまることなく、それを乗り越え、現実との関わりを通して新たな知を生み出す力も求められます。これらの観点からすれば、読むべき本はたくさんあると言えますが、まずは次のような本に触れてみることをお勧めしたいと思います。

一丸藤太郎(編) 『私はなぜカウンセラーになったのか』 創元社
河合隼雄 『カウンセリングの実際問題』 誠信書房
山中康裕 『少年期の心―精神療法を通してみた影』 中央公論新社(中公新書)
ケネス・J. ガーゲン(著),東村 知子(訳) 『あなたへの社会構成主義』 ナカニシヤ出版

院生から見たゼミ

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水戸薫(2010年度修了 徳田ゼミ所属)

 臨床心理ゼミは、指導教員1名に対し、5名程度のゼミ生で構成されています。そのため、指導教員の研究領域でゼミを選択しなければならないのではと思いがちです。しかし実際には、学生自身の興味を何よりも優先していただけますので、研究テーマは実にバラエティ豊かです。発表やディスカッション、指導教員の細やかで熱心なご指導により、少しずつ着実に研究の方向性を見出すことができます。
 また、臨床心理ゼミは少人数制であるため、仲間との団結力も強く、個人の研究プロセスを全員が把握し、知恵を共有しながら研究が進められるというのも大きな魅力の一つであると思います。

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稲土愛奈(M2 岡本茂樹ゼミ所属)

 教育や福祉や司法など、臨床にもたくさんのフィールドがある。中でも司法の領域は、閉鎖的で縁がないのが実情ではないだろうか。岡本ゼミの第一の魅力は、教授が司法に精通していることであろう。なかなか聞く機会のない現場の話は、とても興味深く、惹きつけられるものがある。第二の魅力は、修士論文の作成過程において言うことができる。本ゼミは研究に向き合うことを重視すると同時に、修士論文を媒介に、自身と向き合うことも重視する。自己洞察の時間をしっかり持たせる教授に出会い、自分に正直になることの重要さを、私は多方面から意識するようになった。