カリキュラム(博士課程前期課程)

現代の世界においては、一国では対応できない国境を越えた課題が深刻化しています。森林破壊や海洋汚染、越境犯罪、テロリズム、自然災害、感染症、移民、難民などがその一例であり、年々、国・地域といったレベルでの関係構築および協力的な取り組みが欠かせなくなってきています。そのため、こういった国際的な諸問題を解決するエキスパートが強く必要とされています。その専門家となるために必要なのが、政治、経済/開発、文化・社会・メディア、更に地域にまで渡り、横断的に学修する国際関係学です。

2021年度から新カリキュラムスタート日本語基準プログラム/
英語基準プログラム

本研究科の博士課程前期課程は、日本語と英語という学修言語で分かれる2つのプログラムで構成されています。

また特徴の一つは、ディスプリンに関し、緩やかな研究領域(科目群)を示すクラスターという概念を用いていることにあります。

※入学者の所属はプログラムのみで、クラスターには所属しません。
※いずれのクラスターで分類される科目も履修することが可能です。
※全ての科目が毎年開講されるものではありませんので、詳しくは入学後のオリエンテーション等で正確な情報をご確認ください。

国際関係学プログラム
(日本語基準プログラム)

  • グローバル・ガバナンス
    クラスター
  • サステイナブル
    開発クラスター
  • 文化・社会・
    メディアクラスター

Global International Relations Program
(英語基準プログラム)

  • Global Governance Cluster
  • Sustainable Development Cluster
  • Culture, Society and Media Cluster
  • Global Japanese Studies Cluster

国際関係学プログラム
(日本語基準プログラム)

※入学者の所属はプログラムのみで、いずれのクラスターで分類される科目も履修することが可能です。
※全ての科目が毎年開講されるものではありませんので、詳しくは入学後のオリエンテーション等で正確な情報をご確認ください。

グローバル・ガバナンスクラスター

国際政治、国際法、国際関係史、などを学問領域・理論と実践・実証からバランスよく学び、加えて西洋、非西洋での平和に関する諸課題を総合的かつ体系的に学ぶクラスターになります。

サステイナブル開発クラスター

国際協力論、経済理論、経済学というディシプリンと、政策評価や立案に関わる実践系科目をバランスよく配置し、先進国および途上国における持続可能な繁栄を追求することをテーマに、総合的かつ体系的に学ぶクラスターになります。

文化・社会・メディアクラスター

グローバル化という文脈に即しながら文化理論と社会理論の基礎を学び、メディア・文化研究の主要な概念を網羅しています。人種や民族からメディア・ポピュラー文化と文化産業に至るまでの学習を総合的かつ体系的に学ぶクラスターになります。

クロス履修システム

所属プログラムとは異なる言語(英語または日本語)で開講される科目の履修にチャレンジすることができる特徴的な制度があります。

  • 国際関係学プログラム
    (日本語基準プログラム)
  • Global International Relations Program
    英語基準プログラム)