専門分野・ディシプリン

開発論・環境論、社会開発、農業・環境社会学、東南アジア地域研究(タイ)

研究内容

有機農業や複合農業、アグロフォレストリー、認証基準GAP(good agricultural practices)などを総称するいわゆる持続的農業(sustainable agriculture)が、小規模農家の農業経営・生業・環境保全に果たす役割について、東南アジア(特にタイ)を中心に研究しています。今後は、東南アジア農村部における水資源利用に関する諸問題についても、政策遂行者と市井の人々の見方を交差させながら、研究を行っていきたいと考えています。

「農業の持続可能性」を研究することは、自分がフィールドで出会う個々の農民の生活や、彼らを取り巻く地域環境の持続可能性を問うことであり、体験が知識と直結する醍醐味を味わえます。他方、農業は、著しく温室効果ガスの排出を伴う人間的営為であり、アグロフォレストリーを通じた植林活動・台風対策などにもみられるように、地球温暖化や気候変動といったグローバルなイシューにも関係します。農業の持続可能性を問うことは、「持続可能な開発」の未来を多角的に考える上で恰好のテーマだといえます。

大学院を目指す方へ

国際開発・環境問題は、間口が広く、個々の問題領域が複雑に絡み合っているため、社会全体を丸ごとつかもうとする強い好奇心がカギとなります。一つの専門にこだわらない学際的なアプローチを意識的に追及してみてください。