近世・アジア史ゼミ

授業紹介

 このゼミは,宋代以降の中国における歴史上の諸問題,および古代から近世にかけての中国周辺のアジア諸民族・諸地域の歴史・社会・文化を,卒業論文のテーマとして取り上げる学生を対象としています。近世中国のみならず,モンゴル・満洲・チベットなどの内陸アジア地域から朝鮮・東南アジア・インド・トルコに至るまで,漢民族以外の民族や中国以外の地域に対して幅広い関心を持つ学生が所属しており,地域・時代・民族に限定されない幅広い知識が得られ,研究に生かすことが出来るのが,このゼミの大きな特色です。授業は3・4回生合同で行います。3回生は,卒論執筆に向けてテーマの選定と絞り込みを行うのが目標です。また,4回生の発表をしっかり聞き,論文執筆の具体的な方法についてよく学び,自分なりによく考えて下さい。4回生は,当然ながら提出期日までに卒業論文を執筆・完成させることが目標です。就職活動時期の早期化・長期化に伴い,時間的余裕が少ないことを肝に銘じ,しっかりと計画を立て,自覚を持って取り組んでください。書くのはあなた自身です!

過去の卒業論文のテーマ
担当教員より
教授 井上 充幸
井上充幸 教授

 私は現在,主に明清時代の文化や社会について幅広く関心を持ちながら,日々研究を続けています。間口が広くてしかも奥深い,そんな近世の東アジア世界は,卒論のテーマ選定に迷ってしまうほどのネタの宝庫です。まずは沢山読んで,沢山知って,そして沢山考えて下さい。皆さんが社会に出られたときに,自分は卒論を通じて誰にも負けないくらい勉強したぞ!と,胸を張って言えるよう,時には楽しく,時には悩みつつ,ともに歩んでいきましょう。