RS Web 学園通信
立命館大学 | Infostudents
 
国際関係研究科
佐伯廣謙さん
文学部 心理学専攻
北岡明佳 教授
「翔」バックナンバー
#1 エクステンションセンター 阿部田高光 さん
#2 インターンシップ 山下恭平 さん
#3 CLA講座 朝倉さやか さん
#4 海外留学プログラム 笠間絹子 さん
#5 ボランティアセンター 奥 優子 さん
#6 立命館孔子学院 森 靜香 さん
#8 教職支援センター 竹内久代 さん
RS Webアンケート

この「翔」のページでは、立命館大学が提供する様々なプログラムを紹介し、あなたのさらなる飛躍を応援します。
第7回目の今回は、立命館大学で行われている、様々なベンチャービジネス支援についてご紹介します。

近年、いたるところで耳にする言葉・ベンチャービジネス。独自のアイデアを元に新規事業を立ち上げるという性質から、学生からも大きな注目を集めるようになりました。もともと立命館大学では、社会を意識した学問・研究活動を行おうと、産学連携を積極的に進めており、それによって生まれた大学−企業−地域間の強い繋がりの基盤があります。そこで、「起業したい」「起業するための知識を得たい」と考える学生の活動を支援するプログラムや施設、制度を、全国の大学に先駆けて整えています。
立命館大学では主に理工リサーチオフィス、BKC教学課の2つの機関が学生への支援を行っています。

理工リサーチオフィス

BKC教学課

上で紹介した2つの窓口の学生支援内容は本当に幅広いものとなっています。そこで、学生の「〜したい!」に応えるフローチャートを用意しました!自分の思いを形にするためにはどうすればいいのか、まずはここから始めてみませんか?

学生支援施設利用チャート

 
Interview
立命館大学のベンチャービジネス支援の1つに、学生ベンチャーコンテストがあります。今年で3回目を迎えるこの大会の最終選考会が、12月14日(木)に行われました。そこで、「人材開発プログラム”OpinistPR”を用いたライセンスビジネス」というテーマで、みごと最優秀賞を受賞された、合同会社Opinist代表・佐藤良太さん(経営学部4回生)に、ベンチャービジネスについて語っていただきました。

ベンチャーの原点は強い思い

なぜ、人材開発プログラムをビジネスにしようと思ったのですか?

もともとは、2005年12月末頃に、私がゼミ長をしていたゼミで、就職活動を間近に控えながらも発言が少ないという問題があり、なんとかゼミ生が自分の意見を言えるようにしたいと思ったことがきっかけです。そこで有志を募り、どうすれば短期間で意見を言い合えるようになるのかと考え、カードに書かれた限られた資産(ヒト・モノ・カネ)を使い、ある商品の独創的な広告方法を複数名のグループ内で考えるというプログラム(人材開発プログラム“OpinistPR”)の原型を開発しました。カードの中には奇抜なもの(例えば忍者や霊柩車など)が含まれており、これら奇抜なカードを組み合わせて考えることで、奇抜なアイデアを無理やり引き出すというところがこのプログラムの新しい点です。

ゼミの仲間と深い話をしたいと思ったのはなぜですか?

プログラムを作っていくうえで、有志のメンバーと日本の教育について話す機会があり、その際に「自分の気持ちや考えを素直に人に伝える機会をもっと多く、特に教育の現場で作りたい」という思いが、メンバーの中にくすぶっていることに気付きました。もっと自分の言いたいことが言い合える環境があれば、自分の考えが整理されて、いろんな角度から社会を見るきっかけになるのではないかと。そこで、自分の言いたいことを言うためには、誰でも楽しくフランクに好き勝手話せるプログラムが必要であると考えたんです。

そうして作られたプログラムを学生ベンチャーコンテストに応募しようと考えた理由を教えてください。

合同会社Opinistでは、現在プリインキュベーションルーム(アクロスウイング5階)をオフィスとして利用しており、このプログラムを作るにあたって、経営学部の黒木正樹助教授やBKCインキュベータIM室の小林さんをはじめとした、本当に多くの方にご支援・ご指導をいただいてきました。そんな中、多くの方からコンテストに応募してみてはどうかと推薦していただいたのがきっかけです。

ビジネスの楽しさと苦しさ

ベンチャービジネスに興味を持たれたのはいつからですか?

実は、小学5年生から6年生まで学校に行っておらず、その間地域でコンサートなどのイベント企画や古紙の回収・販売といった活動を行っていました。企画すること自体やお客さんの笑顔を見るのが好きだったんです。また、高校3年生のときにエジプトに1ヶ月ホームステイに行き、世界の広さを実感したことも自分の思いを形にするという行動に繋がっているように思います。

合同会社Opinistを立ち上げた経緯を教えてください。

初めて人材開発プログラムを実践したゼミの後にも、プログラムを用いてセミナーを開催しており、受講生からの反応がかなり良かったこと、一緒に企画を練ったメンバー内でも、もっと活動を続けてこのプログラムをいろんな人に体験してほしいという思いが強まったことから、立ち上げを決意しました。

合同会社Opinistは法人格を取得されていますが、それによって変わったことはありますか?

やはり、学内外からの信頼が違います。誰かに会いたいとか、プログラムを紹介したいといったときに、話を聞いてもらいやすくなりました。それは大きなメリットです。ただその分、社会的責任がかなり重くなったことも事実です。すぐにやめるといったことはもちろんできないですし、自分の行動や言葉の1つ1つに気をつけ、注意を払って活動しています。

これからの将来像を教えてください。

今回学生ベンチャーコンテストに応募したOpinistPRを開発したときの、「教育現場にもっと自分の考えを言い合える環境が必要である」という思いをずっと持ち続けていきたいと思っています。この思いを人に伝える方法はまだまだ無限大にあると思うので、これからも様々な角度からプログラムに修正を加えていきながら、自分なりの方法で今の思いを伝え続けていきたいと思っています。

→理工リサーチオフィス

理工リサーチオフィス
テクノコンプレクス・ローム記念館
月曜日〜金曜日
9:00〜17:30
(昼休憩11:45〜12:45)

BKC教学課
アドセミナリオ1階
月曜日〜金曜日
9:00〜17:30
(昼休憩11:45〜12:45)

取材・文 酒井まり穂(理工学部4回生)
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