■ 留学中の様子を教えてください
私たちは2006年の8月6日から9月9日まで、5週間にわたって中国・大連にある東北財経大学に短期留学しました。メンバーは7人で、ほとんどが2回生でした。このプログラムは中国語の学習経験があり、熱意があれば初習者でも参加できるプログラムで、留学中は午前中に大学での授業を受け、午後は学生1人につき1人が担当してくれるチューター(現地の大学生)と一緒に過ごしました。チューターは日本語が使えないので、頑張って中国語で意思疎通を図る絶好の機会になりました。また、地理的な面などでもチューターが一緒にいてくださって心強かったです。
週末や放課後を利用し、大連市内の現代博物館や環境局に足を運んだり、京劇を鑑賞したり、日中戦争激戦の地・旅順に行ったりもしました。短期留学でしたが収穫の多い、有意義な時間をすごすことができました。
■ 留学で得たことは何ですか?
留学では決断力と判断力、そして視野を広げられたと思います。異国の地で慣れないことも多かったですが、逆にその状況下でどうすべきかをすぐに判断できるようになりました。また、現地のテレビをよく見たことも、プラスになったと思います。例えばドラマでも中国文化が反映されていますし、子供向け番組から中国の倫理観を知ることができました。リスニング力も高まり、とても効果的だったと思います。
何よりも大きかったのは中国語を話すことに対する度胸が身についたことです。今までの私は受身でしたが、自発的に話してみようという気持ちになり、中国語学習に対する姿勢が変わりました。
今後は長期留学を希望しています。やはり短期留学では慌しいので、次回は長期間中国に滞在し、余裕を持って中国語の勉強のみにとどまらず文化面や政治面も学びたいと思っています。
■ 留学の際、孔子学院を利用してどうでしたか?
少人数の受け入れなので一人一人にとても丁寧で親切な対応をしてくださいました。留学に際しては事前学習も行われ、現地で生かすことができました。現在は中国語への興味はさらに深まり、正課の副専攻も受講し、中国語能力検定にも挑戦しています。今後はHSK(漢語水平考試:中国政府認定の資格。英語のTOEFL®に値する)も受験したいので、ぜひ孔子学院の講座を活用したいですね。
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