RS Web 学園通信
立命館大学 | Infostudents
 
政策科学研究科
藤井えりの さん
情報理工学部 メディア情報学科
田村秀行 教授
「翔」バックナンバー
#1 エクステンションセンター 阿部田高光 さん
#2 インターンシップ 山下恭平 さん
#3 CLA講座 朝倉さやか さん
#4 海外留学プログラム 笠間絹子 さん
#5 ボランティアセンター 奥 優子 さん
#7 ベンチャービジネス支援 佐藤良太 さん
#8 教職支援センター 竹内久代 さん
RS Webアンケート

この「翔」のページでは、立命館大学が提供する様々なプログラムを紹介し、あなたのさらなる飛躍を応援します。
第6回目の今回ご紹介するのは、「立命館孔子学院」です。

2005年10月、日本で初めての孔子学院が立命館大学に設立されました。孔子学院とは中国政府が世界で中国語を普及させ、世界各国と中国との理解と友好、世界平和と発展を促進することを目指して設置した機関です。2006年11月25日現在、日本に6箇所・世界50カ国・地域に123箇所の孔子学院が設立されています。
日本における先駆けとなった立命館大学は2006年6月に東京学堂を設置[リンク→Headline News]、2007年4月にはAPU(立命館アジア太平洋大学)にも孔子学院の設置を予定しています[リンク→Pick Up!]。1つの法人で2つの孔子学院を有するのは世界初! 立命館大学は国際的な連携を強化することによって、世界に通用する人材育成環境の整備を行っています。 立命館大学は中国屈指の大学・北京大学と提携し、共同で孔子学院を運営しています。さらに中国政府のバックアップを受けることにより、立命館大学の学生であれば孔子学院を経由して中国本土の全大学に留学希望を出すことができます。

どうして孔子学院が立命館にあるのですか?

孔子学院では立命館の在学生や一般の方々にも開放されたさまざまなプログラムを実施しています。

孔子学院での開講プログラム一覧

講座はレベル別に多数開講し、初習者からネイティブレベルを目指す人まで満足できるラインナップです。講座以外にも中国の文化を知る孔子学院講座などのイベントを定期的に開催。さらに中国映画を楽しむミニミニシアター企画や中国政府から提供された図書やAV資料を揃えたAVライブラリー(図書室)など、孔子学院本部での企画も充実しています。中国語を学んでいなくても、中国に少しでも関心があれば有意義に活用できる施設となっています。

中国語スピーチコンテスト

立命館孔子学院講座

立命館講師学院の魅力

Interview
立命館孔子学院では中国への留学支援の一環として夏季海外研修を実施しています。今回は2006年度の東北財経大学への短期留学に参加した森靜香さん(文学部中国文学専攻2回生)に中国語学習を始めたきっかけや留学での思い出について語っていただきました。

中国語習得のベストウェイを求めて

森さんが中国に関心を持ち、中国語を学び始めたきっかけはなんですか?

私は幼稚園のころから英会話を習っていました。しかし、英語を話せる人はたくさんいるので、何か自分にしかない強みとなる言語も身につけたいと思ったのがきっかけです。そこで全世界人口の5分の1を有し、経済も伸びつつある中国に注目。中国語も身につけて、世界をフィールドに活躍できる人になりたいと思い、中国文学専攻に入学しました。

中国への留学を志したのは、いつごろですか?

中国語は大学に入ってから学び始めたのですが、変化に富む発音の仕方などが面白く、どんどん中国語が好きになりました。しかし、生活していくために否応なく中国語を使わなければいけない環境に身をおかなければ真の中国語は身につかないと思い、1回生のはじめから留学という選択肢を視野に入れていました。

なぜ孔子学院のプログラムを選ばれたのですか?

元々は長期留学志望でしたが、いきなり長期留学をするのは不安だったので、中国を肌で感じられる短期留学プログラムを探しました。異文化理解セミナーも考えましたが、春季プログラムなので私の希望していた時期ではなかったことで断念しました。そして、時期的に丁度良く、少人数プログラムである孔子学院のプログラムが最適だと思い、希望しました。

現地学生やテレビから生の中国を体感

留学中の様子を教えてください

私たちは2006年の8月6日から9月9日まで、5週間にわたって中国・大連にある東北財経大学に短期留学しました。メンバーは7人で、ほとんどが2回生でした。このプログラムは中国語の学習経験があり、熱意があれば初習者でも参加できるプログラムで、留学中は午前中に大学での授業を受け、午後は学生1人につき1人が担当してくれるチューター(現地の大学生)と一緒に過ごしました。チューターは日本語が使えないので、頑張って中国語で意思疎通を図る絶好の機会になりました。また、地理的な面などでもチューターが一緒にいてくださって心強かったです。

週末や放課後を利用し、大連市内の現代博物館や環境局に足を運んだり、京劇を鑑賞したり、日中戦争激戦の地・旅順に行ったりもしました。短期留学でしたが収穫の多い、有意義な時間をすごすことができました。

留学で得たことは何ですか?

留学では決断力と判断力、そして視野を広げられたと思います。異国の地で慣れないことも多かったですが、逆にその状況下でどうすべきかをすぐに判断できるようになりました。また、現地のテレビをよく見たことも、プラスになったと思います。例えばドラマでも中国文化が反映されていますし、子供向け番組から中国の倫理観を知ることができました。リスニング力も高まり、とても効果的だったと思います。

何よりも大きかったのは中国語を話すことに対する度胸が身についたことです。今までの私は受身でしたが、自発的に話してみようという気持ちになり、中国語学習に対する姿勢が変わりました。

今後は長期留学を希望しています。やはり短期留学では慌しいので、次回は長期間中国に滞在し、余裕を持って中国語の勉強のみにとどまらず文化面や政治面も学びたいと思っています。

留学の際、孔子学院を利用してどうでしたか?

少人数の受け入れなので一人一人にとても丁寧で親切な対応をしてくださいました。留学に際しては事前学習も行われ、現地で生かすことができました。現在は中国語への興味はさらに深まり、正課の副専攻も受講し、中国語能力検定にも挑戦しています。今後はHSK(漢語水平考試:中国政府認定の資格。英語のTOEFL®に値する)も受験したいので、ぜひ孔子学院の講座を活用したいですね。

→立命館孔子学院HP

→立命館孔子学院メールマガジン「中国酷(China Cool)」

衣笠キャンパス 
アカデメイア立命21内
(国際平和ミュージアム2階)
火曜日〜土曜日
9:00〜17:30開室
(昼休憩11:30〜12:30)

取材・文 大西 藍(産業社会学部3回生)
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