立命館びわこ講座

立命館びわこ講座 第2回目を開催

 10月29日(土)びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、立命館びわこ講座の第2回目の講義を開催しました。本講座は本学と草津市、草津市教育委員会との共催企画でBKC開学当初から20年以上続く講座で、草津市の方を中心とした地域の方を対象としています。

琵琶湖を調査する水中ロボット

 今回は「琵琶湖を調査する水中ロボット」を演題として、理工学部ロボティクス学科 川村 貞夫 教授にご講演いただきました。ロボットや琵琶湖の現状についてのお話があった後、川村教授が実施されている水中ロボットを用いた琵琶湖探査について、動画や画像を用いてご紹介いただきました。本学で開発された水中ロボットを用いた沖島付近での湖底泥採取や大津桟橋や琵琶湖大橋桟橋での実験の様子が見られたことはもちろん、採泥サンプルを微生物研究室へ、湖底遺跡調査画像を考古学研究室へ「科学的データ」として提供することで環境科学や考古学など、様々な研究にも貢献されていることを学び、市民にとって身近な存在である「琵琶湖」の偉大さを再認識する機会ともなりました。
 おわりに、水中ロボットを開発する中での人材育成についてもふれられ、研究をするにあたっては、調査の現場に出なければ分からない「トラブル」に対する適応能力や、チームワークが必要である旨のお話をされ、講義の締めくくりとされました。

映像・画像資料が多く用いられました
映像・画像資料が多く用いられました
身近な「琵琶湖」について
身近な「琵琶湖」について
理工学部 川村 貞夫 教授
理工学部 川村 貞夫 教授

 第1回目の「歴史」とは違った角度から地域について学んだ今回。受講者のアンケートからは、こういった研究の成果を聞くことができて良かったとご好評の声や、今後の研究、また教育機関としての人材育成への期待の声も多数お寄せいただきました。
 次回は11月5日(土)、「近江の街道景観~近江八景を交えて~」をテーマに理工学部の山崎正史教授にご講演いただきます。

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