倉木麻衣さんの講演会の様子

第一線で活躍するアーティストが伝える社会貢献とは

 1月29日(月)、衣笠キャンパスで、歌手であり本学産業社会学部客員准教授の倉木麻衣さん(2005年産業社会学部卒 以下、倉木氏)をコーディネーターに招き、産業社会学部特別講演会「アーティストとしての社会貢献と今後の活動」を開催しました。
 本講義は、倉木氏の音楽活動と並行して取り組まれてきた数々の社会貢献活動について、倉木氏が客員准教授として学生にその活動を伝える一環として行われ、35名の学生が参加。倉木氏がこれまでアーティストとして歩んできた社会貢献のかたちと今後の活動について学びを深めました。

 講義では、倉木氏が過ごした学生生活の様子や、倉木氏と社会活動を語る上で欠かすことのできないワンガリ・マータイ氏との出会い、2011年以降の震災復興活動、カンボジアでの音楽授業や寺子屋プロジェクト、そして自身も高校時代から学び触れてきた京都の魅力を発信する活動について倉木氏からレクチャーがあり、普段、ニュースなどで目にする機会はあるものの、実際に経験しなければ知ることのできない社会活動の実態やアーティストとして自身の活動を発信する側の立場・姿勢について、第一線の声に耳を傾けました。
 また、倉木氏は2017年に京都観光おもてなし大使に任命され、今までにない形で京都の魅力を伝えていきたいとの想いから、学生らに”倉木麻衣”と“音楽”をテーマに“京都”の魅力を発信する方法をテーマに意見交換を実施。学生からは「コナンに所縁のある場所をテーマとした聖地巡礼イベント」「倉木氏が若者を対象としたユーチューバーとなり、アーティスト活動や社会貢献活動で培ってきたノウハウを活かした京都のトレンドを配信」「京都の名所をつなぎ合わせ、1つのPVを製作する」などの意見が出ました。

 講演会を終え、「学生の皆さんのアイデアはどれも素晴らしく、関連付けて是非形にしていきたいと思います。本講演会は一期一会。私自身としても、とても有意義な時間でした。これからもより良い社会を実現するために音楽活動はじめ社会活動を続けていきたいです」と倉木氏。「何かテーマを決めて発表することは、実際に社会に出るとたくさん経験することになるので、アイデアを言葉で表現する重要性について学ぶきっかけになれば」と学生らに期待を込めました。

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