私は、2005年中国各地で繰り広げられた反日デモ・人民元切り上げ、中国の政治経済における世界的な影響力の大きさに注目し、主に中国の経済システムを学んできました。そして、中国南部の華南経済圏のシステム、日系企業との連携関係を研究テーマとして、2006年春に、曁南大学のプログラムに参加しました。約2週間の日程の前半は、中国沿岸部に位置する広州 曁南大学寮、後半は内陸都市重慶にて、日系企業訪問・学生交流・三峡下り等を通じて過ごしました。

各地での学生交流は思い出深い時間ばかりでした。現地学生や先生方とは、日本・中国経済関係・発展に関する討論をはじめ、関心高い文化の話題になると話題が尽きない場面もありました。政治、歴史上の深い溝や衝突を乗り越え、私たちの視点で向き合える時間を共有できた瞬間、私たちが未来の両国関係を創造していく立場であると実感しました。 今後は中国語の語学力を高め、多くの文献や現地調査を通じて学びを深め、ビジネス界から共に協力発展する、歩み寄るレールを築いてゆきたいと考えています。