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 そこで話は外国語の勉強です。外国語を勉強するとはどういうことでしょうか。
発音を身に付け(聞いて分かり、発音できる)、文字を読み書きできるようにし、文法と統語法を理解し、語彙を増やし、文章が読め、作文ができるようになるということでしょうか。
言い換えれば「聞く・話す・読む・書く」の4つの技能を習得するということですね。たしかにそのとおりで、外国語学習の目標は4技能の習得にあるといって間違いではありません。ただし、この4つがそれぞれ独立した技術であって個別に習得できるかのような誤解を避けるために最近では総合的運用能力といった言い方のほうが一般的です。たとえば会話の力を伸ばすためには聞き取りと話すこと自体の訓練も大事だけれど、正しい文法知識が必要であるし、よい文章をたくさん読むことが不可欠である、書く訓練も効果的である、といったことは是非知っておいてください。

 もうひとつことばについて知っておいてもらいたいことがあります。それは、ことばがそれを使う人々から独立した存在ではないということです。別の言い方をすれば、ことばはそれを使う人々の歴史や社会、感情や考え方、生活や文化と一体の存在なのです。したがって、ことばを社会や文化から切り離して習うことはできません。少なくとも正しい習い方ではありません。この点で外国語の勉強は異文化理解と切っても切れない関係にあります。簡単な例を挙げます。感謝の気持ちを伝える「ありがとう」に相当する言い回しはたぶんどの言語にもあるでしょう。しかしそれをどのような状況で使うかは文化によって異なっています。例えば私たちは数日前に何かしてもらったことに対して「先日はどうもありがとうございました」といった言い方をしますが、このような過去へさかのぼっての感謝は世界基準ではありません(すぐ隣の韓国でもこんな言い方はしないそうです)。またイスラーム文化圏では、貧しい人が金持から喜捨を受けても感謝する必要はなく、むしろ感謝すべきは金持のほうだそうです。このように、何に対して、誰が誰に、どのような状況で感謝すべきか、というひとつを取ってみても文化と密接に関連していることがわかるでしょう。ことばを正しく使うためには文化の理解が不可欠ですし、文化を理解することがことばの勉強をいっそう興味深いものにするといえるでしょう。

 
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