Reportレポート・参加者の声

「テレビで見た“あの木”の7年後」フォト投稿 優秀賞作品

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東日本大震災を見たのは小学校6年生の時。学校の授業中に部屋が大きく揺れたのをはっきり覚えている。
それから7年。あの日テレビで見ていた現地を訪れた。7年という月日が経った今も、復興が思うように進まない現実を直面した。そして一番象徴的だったあの木の前へ。奇跡の一本松と称された津波の被害を受けながらも折れることなく生き残ったあの木の足元に訪れた。壮絶な痕跡が今だ残る現地。何も変わっていないのではと自分の目を疑いたくなるほど辺りは何もなく、倒壊した建物を横目に今も尚、その木は立っていた。7年間この木は町の復興を見守ってきたのだろうか。テレビでは分からない生々しい現実と震災の恐ろしさをこの日肌で感じた。

【投稿ネーム】石井 勇輝 さん
【撮影年月、撮影場所】 岩手県陸前高田市気仙町砂盛 2018年2月
【立命館とのご関係】  立命館大学・大学院 学生

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