Fadhi Aulia Rakhmanさん

Fadhi Aulia Rakhmanさんの写真

私がGLAを選んだ理由は、これから4年間大学で学ぶにあたり、一つの専門分野に絞ってしまうことに不安を感じたからです。GLAでは、哲学、政治学、歴史、経済学に至るまで様々な科目を学ぶことができます。また、理論を学ぶ授業と、それを応用させる授業がバランスよく組まれているのも特徴です。1つの科目につき、1回のレクチャーと1回のチュートリアルの組み合わせで、週に2コマの授業があります。特にチュートリアル形式の授業では、異なる意見を持った学生同士が議論を交わし、クリティカル・シンキングを実践できる点が大変面白いと感じています。これは、高校の授業と大きく異なる点で、一つのテーマに対して、様々な意見があることを日々学んでいます。

入学して3セメスターを過ごしましたが、GLAでは多様な文化的背景を持つ学生が世界から集まり、同じ目標に向かって学び、新しい文化のメルティングスポットを創り出しています。私自身も、これまで知らなかった様々な文化について知ることができました。どれも本を読んだだけでは得られなかったことばかりです。授業は英語で行われますので、学生同士、先生間のコミュニケーションもスムーズですし、英語のスピーキング・スキルの向上にもつながります。一方、日本で暮らしながらGLAで学ぶことで、日本文化や日本的なものの考え方にも触れることができました。このような文化的背景の異なる学生同士が学びあう場所こそが、GLAが目指す学びの場なのだと思います。
GLAでは幅広い分野について学修することができます。例えば、入学して最初の学期には、社会学、世界史、そして欧米文化の成り立ちとその支配などについて学びました。このような授業を受ける中で、身の回りの社会について深く考えるようになりました。また、これまでに考えたことがなかったようなテーマ、例えば、「知識とは何か?どのようにして獲得するのか?」、「市場経済の進化」などについても学びました。大学では、多角的な視点から物事を研究したいと考えている学生にとって、グローバル教養学は素晴らしい選択だと思います。

今学期にはいって、ANUの教員が立命館大学の大阪いばらきキャンパスで教えるANU科目の授業も始まりました。アジアの歴史における政治秩序、平和と戦争、といった国際関係分野を中心に学んでいます。私が高校生の頃から持ち続けている将来の夢は、国連の経済社会理事会のような国際的な舞台で活躍することです。このデュアル・ディグリー・プログラムでクリティカル・シンキングとパブリック・スピーキングの力を磨き、夢に向かって努力し続けようと思います。