修了生の声

2018

研究者

学部・研究科で取り組んだ講義やゼミ、すべてが現在にリンク

2012年修了

大阪市立大学法学部准教授

現在、大阪市立大学法学部准教授として、刑事訴訟法をはじめとする授業を担当し、教育に携わる一方、主に日本の刑事司法制度の実務・運用における課題と解決を検討し、研究報告や論文執筆を行っています。大学・大学院で過ごした期間でもっとも有意義に感じたのは、法学や教養に関する書物、論文や判例評釈などを思う存分読めることでした。そのように恵まれた環境の下、授業を通じて、①法律等に何が書かれているのかを知り、②それがどのように運用されているのかを学びました。どの授業も,受講生が問題の所在を理解しやすいよう工夫が凝らされており、③その運用の問題点を把握し、その解決やあるべき法の姿を考えるというステップを繰り返すことができました。これによって、ロジカルな思考力を養うことができました。在学中に取り組んだ講義やゼミ、すべての経験が、現在の仕事につながっていると実感しています。「法を学ぶ」ということは、未来を考えることだと思います。先人によってこれまでに積み重ねられてきた成果を一歩でも前に進められるように、これからも研究に取り組んでいきます。

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