カリキュラム
01専攻・専修
文学研究科は人文学専攻と行動文化情報学専攻による、2専攻14専修の体制となっており、多様な研究領域を有しています。文学研究科には80名以上の教員が所属しており、伝統的な人文学に加え、情報技術と人文学を融合させたこれまでにない新しい学問分野を展開しています。また専攻・専修の壁は低く、専攻・専修を超えた多様な科目の受講や研究活動をおこなうことができることが立命館大学文学研究科の強みです。
人文学専攻 | ||
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哲学専修 | 現象学の系譜に連なる近現代の哲学やフランス現代思想、近現代の倫理学や応用倫理といった諸分野にスタッフを配置し、哲学の歴史と伝統を踏まえつつ、人間存在を取り巻く根源的・現代的課題に迫ります。 | 教員紹介 |
教育人間学専修 | 「人間であること、人間になること、人間を超えること」を全体コンセプトとして、教育と人間のかかわりを多角的に考究します。その出発点は、生まれ、育ち、出会いや別れをへて、やがて老い、死にゆく人間の営みに対する驚きと悲しみです。 | 教員紹介 |
日本文学・ 日本語学専修 |
日本文学研究と日本文化研究とを融合させた学際的、国際的な“日本研究”、情報技術を活用した“コーパス日本語学”の実践を通して、最先端の研究手法を身に付け、日本文学、日本文化、日本語の核心に迫ります。 | 教員紹介 |
中国文学・ 思想専修 |
悠久の歴史の中ではぐくまれ、東アジアの文化に大きな影響力をもつ中国の文学や思想に関する高い識見を養い、そこに存在する興味深い問題について清新な研究を展開します。 | 教員紹介 |
英米文学専修 | 英米を中心とする英語文学・文化を広く深くカバーする専門分野の教員が指導に当たり、高度な英語力や分析力を養います。研究職はもとより、英語力が要求される多様な職場への就職が考えられます。 | 教員紹介 |
日本史学専修 | 古代から現代に至る各時代のスペシャリストが、伝統ある「立命史学」に立脚した新たな歴史学を構築します。全国各地で教員・学芸員として活躍する先輩たちとのネットワークも充実しています。 | 教員紹介 |
東洋史学専修 | 中国を中心とする東アジア世界を、その起源に遡って研究します。そのための方法としての原典読解は、昨今の東アジア諸地域におけるダイナミックな動きの原点を探る上で有益でしょう。 | 教員紹介 |
ヨーロッパ・ イスラーム史専修 |
ヨーロッパやイスラーム世界の様々な地域・時代・分野を専門とする多様な教員が、ヨーロッパ・イスラーム史研究の世界的な研究拠点を立命館大学に築くべく、大学院生とともに研究を進めています。 | 教員紹介 |
文化動態学専修 [博士課程前期課程のみの募集] |
比較文化論、言語学、歴史学、美術史、現代芸術批評、音楽文化論、社会思想史、文化人類学等の専門領域を横断しながら文化のダイナミズムに取り組める専修です。 | 教員紹介 |
現代東アジア言語・ 文化学専修 |
中国(台湾・香港などを含む)・朝鮮半島を領域とし、そこにおける言語・現代文化・現代史を教学分野として、中国語・朝鮮語の実践的なコミュニケーション能力を身につけた、グローバルな東アジア人を育成します。 | 教員紹介 |
英語圏文化専修 | 応用言語学および英語圏文化の歴史、文化・文学を分野横断的に研究します。高度な専門性を磨きつつ学際的な思考力を身につけます。また、これらの研究を通して国際的に活躍できる英語運用能力を養います。 | 教員紹介 |
行動文化情報学専攻 | ||
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地理学・ 地域観光学専修 |
空間的視座から地球上の多様な現象を解明する「地理学」と、地理学を軸としつつ社会学・文化人類学等の知見を取り入れた学際的視座から観光現象を解明する「地域観光学」に関し、質の高い教育・研究を展開します。 | 教員紹介 |
文化情報学専修 ※2026年度入学生より募集停止 |
人文学に情報技術を取り入れたデジタル・ヒューマニティーズの手法を応用し、世界に誇る日本文化・芸術・文化遺産をテーマに、研究手法の格段の効率化を図り、魅力的で豊富な専門知識をキュレーションできる人材を育成します。 | 教員紹介 |
考古学・ 文化遺産専修 |
人類の残した遺跡や遺物から歴史を復原する考古学を学ぶと同時に、遺跡や遺物を中心とする文化遺産の保存と活用について学びます。日本列島の考古学と文化遺産が対象ですが、日本列島以外についても広く学ぶことが可能です。 | 教員紹介 |
02博士課程前期課程
コース体制
前期課程では、様々な目的を持つ人を受けいれるため、2つのコース(研究一貫コース、高度探究コース)を導入しています。コースは入学試験出願時に決定し、入学後はそれぞれの目標に沿って研究を進めていきます。
「研究一貫コース」は、博士課程後期課程に進学して博士学位を取得することを目指す人を対象とし、研究者育成を目的とします。
「高度探究コース」では、変化する社会の諸問題に柔軟に対応するため、博士課程前期課程において専門分野での学びにとどまらず、社会との繋がりを視野に人文学(および情報人文学)を多様に学ぶことを狙いとしています。高度探究コースでは、専門科目の学びに加えて、高度探究科目において最新の人文学の諸問題について多面的・複眼的に学ぶ科目、語学力を養成する科目、キャリア形成科目などを受講し、博士課程前期課程修了後に人文学の学びを活かし、高度な知識基盤社会で活躍する人材の育成を目的とします。
大学院生の目的に応じた
2つのコースを設置
[博士課程前期課程]
博士課程前期課程では、様々な目的を持つ人を受けいれるため、2つのコース(研究一貫コース、高度探究コース)を導入しています。コースは入学試験出願時に決定し、入学後はそれぞれの目標に沿って研究を進めていきます。
高度探究コース
人文学をより深く学ぶコース。社会的要請に対応する知識、技能および経験を持ち、現代の多様な問題に対処できる人材を育成します。博士課程前期課程修了後、大学院で学んだ知識や経験を活かし、中学・高等学校教員、民間企業、公務員、学芸員などの多様な分野での就職を目指す人。また現役の有識者で、より専門的な能力を身に付けることを目指す人などを対象とします。
就職・キャリアパスのイメージ
民間企業、公務員、中学・高等学校教員、
研究一貫コース
研究者を目指すコース。博士課程後期課程に進学して博士学位を取得することを目指す人を対象とします。研究者となるための基本的素養を修得するとともに、博士課程後期課程へ進学できる人材を育成します。
就職・キャリアパスのイメージ
博士課程後期課程に進学し、
カリキュラム
修了に必要な単位数
科目区分 | コース | |
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研究一貫 | 高度探究 | |
専修科目 | 16単位以上 | 10単位以上 |
特別研究科目 | 4単位以上 | 4単位以上 |
高度探究科目 | 2単位以上 | 6単位以上 |
合計 | 30単位以上 | 30単位以上 |
専修科目
専修ごとに開講している専門科目。各分野における最新の研究や知見を修得するため、および学際的・国際的な視野を得るために、講義や文献講読、実習を通じて学ぶ。所属する専修(自専修)の専修科目から研究一貫コースでは16単位、高度探究コースでは10単位以上を履修することを必修とする。
特別研究科目
各セメスターで履修を原則としている研究指導科目。大学院生の研究発表に即して所属専修の複数名の教員が研究指導を行い、多面的・複眼的な観点から自らの研究を学術論文によって展開することのできる力を身につけていく。また、修士論文の指導も行う。
高度探究科目
人文学を先進的・発展的・横断的に学び、人文学の多様なものの見方や考え方を養う。「高度探究科目」の中には、専修免許状を取得して広く教育現場で活躍するための科目や、専門性を生かして国際的に活躍するための語学力を養う科目、修了後のキャリア意識を構築していく科目などが含まれる。
カリキュラムマップはこちら03博士課程後期課程
博士課程後期課程では、大学院科目の受講を通じた指導を受けながら研究を進め、その研究内容を研究会・学会・専門誌等で発表します。博士課程後期課程修了時には、研究成果を博士論文にまとめ、博士学位の取得が期待されます。
文学研究科では、これまでに数多くの博士論文が提出され、博士学位を取得した多くの修了生が全国の大学や研究機関等で研究者として活躍しています。