専修概要

西洋史学専修(2024年度から「ヨーロッパ・イスラーム史専修」へ名称変更)
西洋・イスラーム世界の「過去」と「現在」の間を旅し、「未来」を生きる力をつける
西洋史学専修では、専門研究者と歴史教育分野における優れた人材を養成しています。
歴史研究の最前線
西洋史・イスラーム史のさまざまなテーマを研究する研究者を専任教員としてそろえ、西洋史・イスラーム史研究の最前線を紹介・検討します。
懇切丁寧な研究指導
研究に不可欠な方法論や史料論に関する技術や基本知識の習得、研究文献を読み解く語学力と思考力の鍛錬、論文の作成について丁寧に指導します。また、各院生の研究テーマの発展・深化を促進するために、個別指導と研究会形式での発表・討論を両軸にしており、研究分野を越えた教員・学生からのアドバイス・批判を受けることができます。
幅広い研究交流と共同研究への参加
近年では、全国の主要な私立大学・国公立大学との研究交流の活発化をはかるため、学外での学会・研究会活動などを積極的に促進しています。また、さまざまな研究プロジェクトへの参加を通じて、共同研究の経験ももつように努めています。
過去の修士論文・博士論文タイトル(例)
修士論文
- 修道士化する司祭―グレゴリウス改革に対する司祭修道制の影響―
- ロビン・フッド伝説と13世紀イングランド社会
- 探偵小説の誕生期に見るヴィクトリア朝社会の変化:規律権力から生権力へ
- ミュージアムにおける文化の近代性の検討:19世紀イギリスを事例として
- ドイツ映画における戦後―表象の中の1950年代―
博士論文
- 「内国植民地」から「公式植民地」へ:合衆国における「人種マイノリティ改革者」の歴史分析からみた植民地支配の連続性
- 古典期アテナイにおける市民と外国人の社会関係―ポリス社会の実像を巡って
- メロヴィング朝フランク王国における教会会議の政治的役割―王と司教の交渉の視点から―