専修概要

英語圏文化専修

英語圏の文化、言語、社会や歴史への理解を深め、グローバルな視点を身につける

英語圏文化専修は、英語圏の文化や言語、社会や歴史を、分野横断的な視点から専門的に探求する専修です。アメリカやイギリスをはじめとする英語圏地域と関係をもつ人びとの移動や交流、それにともなう文化や言語、社会の変容の研究は、グローバル化した現代世界を理解する上で重要な意味をもっています。それらについての専門的な知識を身につけ、分析し論理的に考察する能力を養うことは、まさにグローバル化の時代を生きる私たちにとって喫緊の課題といえるでしょう。

本専修で研究可能な分野は、英語圏の地域研究・歴史研究、英語圏文化研究、口頭文化文学研究、児童文学・ファンタジー文学研究、応用言語学、社会言語学、異文化コミュニケーション研究などです。

予想される進路は、研究職をはじめとして企業や公共団体の国際関連部門社員、出版、教育、ジャーナリズム、一般企業などです。

過去の修士論文・博士論文タイトルおよび研究テーマ例

修士論文

  • ヒップホップにみるアフリカ系アメリカ人の人種暴力に対する抵抗―To Pimp A Butterfly (2015) を例に
  • Interview with the Vampire研究:アメリカン・ゴシックにおけるヴァンパイア系パラノーマル・ロマンスの系譜から
  • 日系アメリカ人女性映画監督と現代アメリカ社会:Renee Tajimaを中心に
  • 語り継がれるRobert Johnson: 時代的文脈による解釈の変化と受容
  • アフリカ人留学生の多言語ネットワークと第二言語アイデンティティ

博士論文

  • Scottish Traveller Self-Representation in Stanley Robertson’s Literary Works(Stanley Robertsonの著作に見るスコティッシュ・トラベラーの自己表象)
  • 19世紀ミンストレルショーの笑いと抵抗—クリスティ・ミンストレルズを中心に
  • Jack B. Yeats作品における大衆娯楽文化の表象
  • 日常のナラティブにおける、「声」の多重性とその機能について
  • The identity transformation and second language acquisition by multilingual Chinese students in Japan