朱 宇丹さん の VOICE

VOICE

取材時期:2015年

朱 宇丹さん 修了生

社会学研究科 応用社会学専攻
高度専門コース 博士課程前期課程2回生

包括的・国際的な視点から中国東沿岸部農村地域の高齢介護を研究

私は2015年度に入学した中国の留学生です。中国東沿岸部農村地域での高齢介護に関心があり、今は在宅サービスの現状とこれからの課題について研究を進めています。経済の高速発展は農村地域に大きな変化をもたらし、その中でも変化が一番激しいのは東沿岸部の農村地域です。めまぐるしく変化していく日常、そして深刻化する高齢化、中でも最も影響を受ける高齢者に、在宅サービスにより良い高齢期生活を送ってもらいたいです。

中国の問題に着目する研究を続けていますが、社会学を学ぶには包括的国際的な視点が欠かせないです。図書館の本が充実していますので、様々な分野の本を借りて、各国の状況を比べて学べます。M1の時は同じ研究科のみんなと研究会を組んだり、交流会をやったり、各自が関心を持っている問題に限らず、自分の課題でなくても興味深い社会問題について、何度も議論し、沢山意見をもらいました。今は院生の共同研究室(究論館)があり、更にほかの研究科の方々とのコミュニケーションが図れるので、嬉しいです。

社会学研究科は福祉系以外、メディア系や教育系など様々な分野の研究している先生や院生が在籍し、留学生も数多いです。授業では多様な科目を選べ、豊富な知識を学べます。授業外では各国の院生との交流を通して、また新たな見聞を広めることができます。