望月 みはるさん の VOICE

VOICE

取材時期:2012年

望月 みはるさん 修了生

社会学研究科 応用社会学専攻
高度専門コース 博士課程前期課程1回生

40年の集大成として介護保険を究める

40年前社会福祉学科を卒業し医療ソーシャルワーカー(MSW)、その後、特別養護老人ホームの相談員として仕事をしてきました。今、自分の仕事の集大成として、同時に高齢者政策を決定的に方向づけた「介護保険」とは一体何なのか、歳をとっても本当に人間らしく安心して生きていけるような制度なのかを客観的に考えたいと思うようになりました。ちょうどその時、現在のゼミの教授にお会いする機会があり、いろいろ相談しました。もともと地元広島の大学院を考えていましたが、私のテーマでは難しいということもあり立命を選択し、毎週新幹線通学です。
大学生活?
もちろん十分楽しんでいます。社会学研究科の仲間たちには「お母さんみたいです。」と言われ飲みにも誘ってもらい、みんなとっても親切です。ただ大学院での授業は全く予想外でした。てっきり大学のような講義中心だと考えていましたが、常に自分の修士論文のテーマや研究方法に引きつけた考察と報告が求められ、研究を推し進めていくための学習だということを知ったのは入学して間もなくでした。錆び付いた頭にはなかなか厳しいリハビリですが子供たちには常に言われています。「お母さん自分が好きでやり始めたことじゃろ!」これには全く返す言葉もありません。