近間 由幸さん の VOICE

VOICE

取材時期:2016年

近間 由幸さん 修了生

応用社会学専攻
博士課程後期課程1回生

多面的な視覚から自らの研究を深めていきたい

私は、社会学研究科で労働問題を専門に勉強しています。学部生時代は、経済学部で経済学を学んでいましたが、自らの問題意識を深めていくにつれて、労働現場の実態を知りながら研究を行っていきたいという思いが強くなり、大学院では社会学研究科への進学を決めました。近年、うつ病や過労死をもたらすような過酷な働き方の問題が指摘されていますが、このような働き方がどのようにして生じているのか、現場で働く人たちはどのような思いを持っているのか、ということを現場の実態に即して調査する、という思いで研究を続けています。

大学院では、自らの興味関心や研究の進捗に合わせて科目の履修を行っていきます。修士課程のときは、政治や地域社会、社会運動などの幅広いテーマについて授業で学び、自らの研究に必要な質的調査法について学びました。今年度は、これまで深められなかった量的調査法を学ぶとともに、英語で研究発表を行う機会に挑戦したいという思いから、Global Projectという海外の大学と共同で調査を行うプログラムに参加しています。大学院生の多様な問題関心に合わせ、多様な授業内容やプログラムが用意されていることが、社会学研究科の強みであると感じています。この強みを活かして、多面的な視覚から自らの研究を深めていけたらと考えています。