取材時期:2016年
小川 実紗さん 修了生
応用社会学専攻
高度専門コース
博士課程前期課程2回生
高度専門コース
博士課程前期課程2回生
私は、「観光地はどのようにつくられるのか?」という興味感心から、観光地の歴史過程について研究しています。
観光地では、人びとのまなざしやイメージが投影されて都市が形成されていくので、ある地域の空間的な変化から社会の動きを見ることができる点に面白さを感じています。観光を中心テーマに据えつつも、その地域社会の様々な側面を見るために、メディアの影響や行政のあり方など多角的な視点が必要になります。その際、多彩な学習環境に身を置くことが重要になります。
社会学研究科には、メディア、スポーツ、社会政策、福祉、経済など幅広い分野の優れた教授陣がいて、研究をサポートしてくれます。教授と院生の距離が近いため、研究が行き詰ったとき相談にも乗ってもらいやすく、非常に心強く感じています。
さらに、院生同士の共同研究が盛んに行われていることも社会学研究科の特徴の一つです。一人一人の専門とする分野は異なっているからこそ、協力することで新たな発見が生まれたりします。仲間と知的好奇心を刺激し合う関係を築き、新たな視点を取り入れながら日々研究に取り組んでいます。