YAN Jianfeng さん の VOICE

VOICE

取材時期:2019年

YAN Jianfeng さん 修了生

社会学研究科
博士課程前期課程2回生

私が注目した「社会学的視点」

社会学研究科で学ぶメリットの一つとして、「学際性」が挙げられると思います。

私は社会学研究科に入ってから自分の研究のキーワードを「コミュニケーション」と定めました。

とはいえ、私は、幼い頃から他人と交流することに興味が深くではありませんでした。では、なぜコミュニケーションの問題に注目しているのか。この問題が自分の欠陥だけではなく、現代社会の課題さえなっていることを気にしたからです。社会学的視点では、自分自身の問題を周りの人々から発見し、周りの人々(社会)の問題を自分自身から発見したり考察したりことができます。私は、先生たちから社会学的研究法を学び、院生同士や知り合いとのコミュニケーションを通じて、自分の研究を益々すすめていきました。

もし、十人の社会学の研究者に、「社会学とはなにか」と聞けば、とおの異なる答えをもらえるかもしれません。これも社会学研究科の魅力です。多様な研究者が集まって、様々な課題をめぐって知識を探求するのは私に大きな啓発をもたらしています。私は、社会学・哲学・メデイア・言語を学び、自分の人生を改めて開いているようにしています。
私は海の彼方にきたが、もし、「夢はどうだ?」と聞かれたら、「彼方にあるんだ」と答えたい。留学生の私にとって、彼方が日本とか祖国とかというより、広がっている未来だと思います。