取材時期:2025年
篠原 果歩さん 院生
応用社会学専攻
博士課程後期課程3回生
博士課程後期課程3回生
私は、2021年夏に開催された東京パラリンピックを契機とした自治体でのパラスポーツ推進を通じて、共生社会の実現と国際開発アプローチについて、オランダ王国の取り組みを事例に研究しています。「パラリンピックの成功なくして東京大会の成功なし」という言葉は、共生社会の実現を象徴するものとして、多くの関係者によって語られました。では、ここで目指された「成功」や「共生社会」、そしてその実態とは、一体何だったのでしょうか。
一方で、スポーツが社会を良くするとは限らないという批判もあります。スポーツ国際開発分野で実務に携わる中で、私は「スポーツが社会や人にとってより良いものであるために」研究を深めたいと考え、社会人学生として本研究科に進学しました。
社会学研究科には、スポーツに限らず、多様な視点から社会を捉える仲間が集い、学際的なアプローチで課題に挑む環境があります。分野横断型の連携が求められている今日、社会を問い直す視点と、それに基づくアクションを持つことの重要性を日々実感しています。 撮影:岡田一也
キャンパスライフ