NAKAYAMA Masato

中山 雅人 教授

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所属学部
情報理工学部
職位
教授
専門
音響学、音情報処理
担当コース
メディア情報コース
主な担当科目
情報基礎数学、メディア実験2
研究分野・テーマ
音のバーチャルリアリティ、パラメトリックスピーカ、超音波ハプティクス、音レーダー、音の不快感低減・快音化
過去の部活動
中学時代に少しだけ剣道をしていましたが、怪我をしてすぐにやめてしまいました。それ以外のクラブ活動には参加せず、いわゆる帰宅部でした。当時は、現在でいうe-Sportsにあたるゲームを個人的に楽しんでいました。
得意な科目
中学・高校では、比較的数学が得意だったように思います。思考力があれば解ける問題が多く、暗記の必要があまりなかったことが、その理由かもしれません。
苦手な科目
英語は苦手でした。おそらく、その重要性を理解していなかったからだと思います。当時は、自分が研究成果を海外で発表したり、英語で論文を書くことになるとは、夢にも思っていませんでした。
おすすめの書籍

少し前の書籍ですが、以下の本はおすすめです。高校生でも論理的思考を理解しやすい内容になっています。

ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル著者名:照屋華子、岡田恵子、出版社名:東洋経済新報社

Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

情報理工学は新しい学問分野であり、最先端技術を学べる点が非常に魅力的で、興味深いと感じます。プログラミングを通じて、これまでになかった製品やサービスを形にし、実際に体験できるシステムやアプリケーションを開発できることこそが、情報理工学の醍醐味です。

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

情報理工学部には7つのコースがあり、情報技術は多岐にわたる応用分野で活用されています。例えば、医療、金融、エンターテインメント、ロボティクス、教育、環境など、さまざまな分野で情報技術が組み込まれ、新たな付加価値を生み出し続けています。また、電子機器の多くはプログラムによって動作しているため、情報理工学部で培った問題解決力が幅広い場面で役立ちます。

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部と比べて規模が大きく、学際的な特徴を持つ学部です。7つのコースを設け、情報に関連する幅広い分野を網羅しています。他大学の情報系学部は文系色が強く、経済学部や経営学部のデータサイエンスを中心に学ぶ傾向がある印象です。一方、立命館大学の情報理工学部では、理系分野における最先端研究を多岐にわたって行っています。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。

音のバーチャルリアリティ、視聴覚融合バーチャルリアリティ、音のスポット再生、超音波ハプティクス(放射・出力)、高品質な音の受音、音レーダー(収録・入力)、音の不快感低減・快音化(知覚・生成)などに取り組んでいます。情報メディアの一つである「音」を扱い、収録・加工・出力を通じて、これまでにないバーチャルリアリティ体験を提供するシステムを開発しています。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

これからの時代は、データサイエンスや生成AIなどの情報技術を活用できるかどうかで、可能なことが大きく変わってきます。しかし、こうした技術を十分に使いこなせない人も多く存在します。情報理工学部で学んだ知識やスキルを活かし、一般の人々が情報技術を活用できるよう支援する「情報の橋渡し」となる人材へと成長してほしいと考えています。

今、注目している技術・テクノロジーについてお教えください

データサイエンスや生成AIは、もはや避けて通れない存在だと感じています。大学の研究者として、これらの技術をどこまで取り入れるべきか悩むことも多いですが、社会の要請を考えると、生成AIの活用方法やその方法論についても研究に取り組む必要があると感じています。特に、生成AIの中でも自動作曲技術は、研究テーマの一つとして取り入れています。

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