HARADA Fumiko

原田 史子 教授

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所属学部
情報理工学部
職位
教授
専門
ヒューマンインタフェース、ウェブ情報学
担当コース
社会システムデザインコース
主な担当科目
データマイニング基礎、データベース、プログラミング演習
研究分野・テーマ
情報検索・推薦、センサデータ分析、人工知能
過去の部活動
ダンス部
得意な科目
数学、英語、家庭科
苦手な科目
化学、社会
おすすめの書籍

みんなが手話で話した島ノーラ エレン グロース著、佐野 正信訳、ハヤカワ文庫NF、早川書房

フェルマーの最終定理サイモン シン著、青木 薫訳、新潮文庫、新潮社

Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

現代の生活では、インターネットを介した遠隔サービスや音声によるIoT機器の操作、自分の好みに基づいたウェブ広告サービスなどが当たり前のように利用されています。しかし、「これらは一体どのように実現されているのだろう?」と不思議に思ったことはありませんか。
情報理工学は、これらのサービスを支える仕組みを扱う学問です。コンピュータネットワークの構築といった基盤の側面から、インターネット内外のデータを活用してユーザーの好みを抽出するといったアプリケーションの側面まで、幅広く関わっています。普段何気なく使っている技術がどのように動いているのかを理解し、その仕組みを探求できることが魅力です。

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

情報技術の発展は非常に速いものです。例えば、近年では生成AIとその利用を容易にする仕組みの登場により、AIを活用したサービスが急速に発展しました。将来的には、私たちが現在予想もしないような新たな情報技術が登場する可能性も十分に考えられます。
本学部では、情報技術の基礎をしっかり学び、実際に自分で作って動かすことができます。これにより、将来どのような技術が生まれても対応できる力を身につけられます。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。

人間の活動から生み出されるデータ(生体情報や行動履歴など)をAIで分析し、活動を最適に行うための多様アプリケーションの研究をしています。
一例として衣服の推薦システムがあります。衣服の内外に装着した小さな温湿度センサによって装着中の衣服内気候を収集・分析することで、快適に過ごせたか否かをAIモデルで予測できます。これによって、その日の予定する活動に合わせて快適に過ごせる衣服を推薦できます。この他にも様々な衣生活上のニーズにこたえる推薦を探求しています。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

「自分は何に興味があるか」を大事にしてほしいです。そして研究に取り組むときは、ぜひ自分の興味に関わるテーマも検討してみてください。情報技術は社会の基盤の一つであるため、一見関わりのなさそうなどんな分野にも適用できる可能性があります。自分の興味に関わる分野であれば、どんな情報技術を適用するのか・それをどうやって実現するのか深く考察し、魅力あるアイデアを生み出せると思います。

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