NAKAMURA Yugo

中村 優吾 准教授

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  4. 中村 優吾 准教授
所属学部
情報理工学部
職位
准教授
専門
ユビキタスコンピューティング
担当コース
システムアーキテクトコース
主な担当科目
データサイエンス、プログラミング言語、システムアーキテクト実験
研究分野・テーマ
AIoT、行動変容デザイン
過去の部活動
サッカー部
得意な科目
体育・数学・理科
苦手な科目
社会・国語
おすすめの書籍

独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則金出 武雄 (著) , 日本経済新聞出版

自分の中に毒を持て岡本 太郎 (著) 青春出版社

影響力の武器ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳) , 誠信書房

Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

情報理工学の面白さは、頭の中のアイデアを実際に動くシステムとして形にできることだと思います。プログラムやセンサー、AIなどの技術を組み合わせることで、これまで存在しなかった仕組みを作ることができます。研究をしていると、「こんな仕掛けを作ったら人はどう行動するだろう?」と考えることがよくあります。そして、それを実際に作って試せてしまうのが情報技術の面白いところです。ある意味では、少し真面目な“実験的いたずら”を社会スケールで試せる学問とも言えるかもしれません。また、情報技術は自然科学や社会科学など多くの分野と結びつくため、さまざまな専門家とコラボレーションしながら新しい研究領域を広げていける点も、この分野の大きな魅力だと思います。

卒業後、情報理工学部で学んだことはどのように役立つでしょうか?

情報理工学で身につくのは、単なるプログラミング技術ではなく、問題をどのように整理し、どのように解決するかを考える論理的思考力です。言ってみれば「世界を少しハックするための思考法」を学ぶ学問ともいえます。この力はIT分野に限らず、製造、金融、医療、行政などさまざまな分野で役立ちます。また、AIやデータ技術の仕組みを理解することで、急速に変化する社会の中で技術とどのように向き合い、自分がどのように行動していくべきかを考える視点も身につきます。こうした思考の道具箱は、将来どの分野に進んでも役立つ力になるでしょう。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、お教えください。

私は、センサーやAIを使って人の行動を理解し、健康的な習慣を無理なく続けられる「賢い環境」をつくる研究をしています。例えば、センサー付きの箸で食事内容を記録し、食事をするたびに絵が少しずつ完成していく仕組みを開発しました。楽しく食事をしているうちに、自然と食事のバランスが気になるようになる仕掛けです。また、香りなどを利用して食体験や味の感じ方を変える仕組みについては企業と共同研究を進め、実用化も目指しています。一方、スマートフォンやゲームの利用に、あえて小さな不便さを取り入れてブレーキをかける研究では、実際のモバイルゲームを舞台に世界中のユーザを対象とした数万人規模の実験を行い、その効果を検証してきました。人の意志力だけに頼るのではなく、環境そのものが人の行動をさりげなく整える「遍在知能」の実現を目指しています。

これから入学する学生に、どんなことを期待されますか?どう成長してもらいたいですか?

AIが急速に発展している今だからこそ、まずは考えすぎずに実際にやってみることを大切にしてほしいと思います。机の上で考えるだけでなく、自分の手を動かし、五感を使って世界を観察する。その中で得られる経験こそ、人間にしかできない学びだと思います。また、身の回りの出来事を自分ならではの視点で面白がってみてください。そうした気づきが、新しいアイデアや研究の出発点になります。研究はうまくいかないことも多く、少し大変なこともあります。でも、部活のようにその過程ごと楽しめる人は強いと思います。経験を積みながら、自分のアイデアを形にできるエンジニアや研究者に成長してほしいと期待しています。

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