法科大学院

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法科大学院で京都セミナー・東京セミナー「英語で学ぶ日本法と経済」を開催しました

2024年2月5日(月)から14日(水)にかけて、朱雀キャンパスおよび東京キャンパスにおいて、本学法科大学院とシドニー大学ロースクールの共同開講科目である京都セミナー・東京セミナー「英語で学ぶ日本法と経済」を開催しました。


両セミナーは、日本人講師と外国人講師が英語で日本法の内容について集中講義を行うもので、2005年に文部科学省による法科大学院形成支援プログラムの一環として始まりました。特に、法科大学院の授業科目でもある京都セミナー(現代法務特殊講義HK)は、新型コロナウィルスの影響による2回の休止を挟んで、今年度で17回目の開講となりました。


本年度は、6か国から、シドニー大学の学生23名と法科大学院の受講生をはじめとする立命大生11名が参加して、国際色豊かなセミナーとなりました。



<講義風景>


京都セミナーが開催された朱雀キャンパスでは、憲法、民事法、刑事法、行政法、ジェンダーと法など幅広い日本法の分野について、日本人講師と外国人講師がペアーになって講義を行いました。受講生たちは、講義の中でのグループディスカッションやプレゼンテーションを通じて、お互いの国の法文化の違いを意識しつつ、法制度や法運用を比較法的観点から考えることができたようです。また、セミナー中日でフィールドワークの一環として行われる大阪地方裁判所の裁判傍聴では、民事裁判と刑事裁判をそれぞれ傍聴して日豪の裁判制度との違いについて議論を交わし、日本の裁判への理解を深めました。そして東京セミナーでは、法と経済についてグローバルな観点から勉強しました。



<グループディスカッション>


修了証を受領したシドニー生からは、講義内容や立命生とのディスカッションを通じて、豪州法と日本法の比較ができて視野が広がったといった感想などが聞かれました。また、本学法科大学院生からは、普段の司法試験の勉強とは異なり、グローバルな視点で日本法を見直すことができたこと、シドニー生と国際交流できたことで、勉強のモチベーションがより高まったといった感想などが聞かれました。


来年度以降も、より多くの豪州学生を迎え入れて、京都セミナー、東京セミナーを開催できればと思います。



<修了式後の集合写真>

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