「平井嘉一郎記念図書館巡回展示」のお知らせ
2021年9月21日
衣笠
現在、平井嘉一郎記念図書館にて、6月1日から8月25日までOICで開催されていた展示企画(一部を改訂)を、下記要領で実施しています。
平井嘉一郎記念図書館では、「加藤周一文庫」に収蔵されている献呈署名本1,600冊余りのうち、厳選した32冊の現物を、(1)東大仏文研究室の人々、(2)マチネ・ポエティク同人といった二つのカテゴリーに分け展示しています。
東京帝国大学医学部の学生だった加藤が出入りした文学部仏文研究室の教授陣、や戦後も含めた仏文研究室の学生たち、1942年に始めた朗読の集まり「マチネ・ポエティク」の同人たち、加藤の文学的な出発点に当たって影響を受けた人びとからの署名入り献呈本を展示しています。
仏文研究室もマチネ・ポエティクも、文学を志した青年・加藤の心の拠り所だった場所であります。自伝的な著作『羊の歌』に描かれるように、その後の文学活動の第一歩となり、そこに集った人々との交流はその後も長く続きました。本展では、彼らからの署名入り献呈本、著者の筆跡や書かれている献辞などを通して、加藤の交流がいかなるものであったかを跡づけたいと思います。是非この機会にご鑑賞いただけましたら幸甚です。
- 展示テーマ : 署名入り献呈本にみる加藤周一の交友 ー東大仏文研究室とマチネ・ポエティクを中心にしてー
- 主催:立命館大学図書館
- 共催:立命館大学加藤周一現代思想研究センター
- 開催期間:2021年9月17日(金)~10月25日(月)
*衣笠での日程終了後、BKC(メディアライブラリー3階)での開催(2021年11月8日(月)~12月20日(月))を予定しております。なお、OICでの展示は2021年 6月1日(火)~8月25日(水)に行いました。展示の様子はこちらからご確認いただけます。 - その他:現在、新型コロナウィルス感染防止対策のため、入館できるのは学内者に限定させていただいています。
<展示風景>
(ギャラリー内左側から) |
(ギャラリー正面出入口) |
(ギャラリー内右側から) |
<展示図書リスト>