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平井嘉一郎記念図書館・地下1F貴重書庫閲覧室内展示スペースでの「企画展」の開催について(お知らせ)

2024年11月12日 衣笠

 平井嘉一郎記念図書館では、現在、地下1F・貴重書庫閲覧室内展示スペースで、企画展として、『林達夫と加藤周一:「精神の自由」を求めて』を開催しています。
 本企画は、本年が戦前・戦後を通じて孤高の思想家であった林達夫(1896~1984)の没後40年に当たることから、加藤周一(1919~2008)との関係に注目した企画となります。両者の関係は、林が敗戦直後、加藤周一の論壇・文壇への登場を後押したことに始まったものであり、彼らの交流の軌跡を、概ね時系列に沿う形で、以下で示す4つの主題(テーマ)を設けた上で、展示しています。

(1)2人の戦前の学生時代に焦点を当て、評論家としての出発と位置付けられる初期の論考
(2)書簡にみられる両者の「邂逅」
(3)戦後、それぞれが携わることになった平凡社での百科事典編集
(4)林への追悼文をはじめとする加藤の林達夫論の紹介

 林達夫は、1973 年、長年にわたる西洋精神史の研究著述などが評価され、朝日文化賞(人文・社会科学部門)を受賞し、大江健三郎、山口昌男、中村雄二郎、高階秀爾なども師事した著名な知識人です。
 お時間の許す限りご鑑賞いただけましたら幸いです。

 ■展示テーマ:林達夫と加藤周一:「精神の自由」を求めて
 ■実施体制:
   (主催)立命館大学加藤周一現代思想研究センター
   (協力)立命館大学図書館
 ■展示期間・場所:
   2024 年 11 月 8 日(金)~2024 年 12 月 1 日(日):B1F・貴重書閲覧室
   2024 年 12 月 4 日(水)~2025 年 3 月 31 日(月):2F・加藤周一文庫
   *2F・加藤周一文庫での展示は、上記テーマ(4)に関する資料のみを展示。

 


<展示ポスター>
 

<展示風景>

※開館日程については図書館ホームページでご確認ください。
※学外の方もご覧いただけます。お越しの際は公共交通機関をご利用ください。