企画展示「中原中也の世界-私の歌を聴いてくれ」の実施について
2025年2月4日
BKC
本展は、「中原中也」が大正12(1923)年4月から大正14(1925)年3月までの2年間「立命館中学生」として京都で暮らしており、こうした点で本大学とゆかりがあることから企画したものです。彼の京都での暮らしは、わずか2年間と短い期間でしたが、「6歳年長の詩人(京都大学に在学し立命館中学校の非常勤講師をしていた「正岡忠太郎」)、3歳年上の女優(「長谷川泰子」)など、京都時代の出会いや古本屋での高橋新吉の詩集『ダダイスト新吉の詩』との出会いがその後の彼を決定的に詩人にしていきます。
知らず知らずのうちに心の奧深く刻まれる中原中也の詩。それが生まれ、読み継がれてきた背景をたどっていくことを通して、文学、人間、歴史、風土などと、思いがけない広がりが見えくるのではないだろうか。そうした思いから企画したものです。
本展の開催に際し、パネルで使用している写真の多くは、中原中也記念館にその使用を快諾いただきました。また、来年2月21日から配給予定の映画「ゆきてかへらぬ」のポスターは、2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会からご提供いただきました。
この機会に是非ご鑑賞いただけましたら幸いです。
記
- 企画名:中原中也の世界-私の歌を聴いてくれ
- 実施体制:
<主催>立命館大学図書館
<企画者>
中原中也記念館
2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会 - 展示期間:2025年2月4日(火)~ 3月28日(金)
- 展示場所:BKCメディアライブラリー3階
<展示風景>


※開館日程については図書館ホームページでご確認ください。